臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
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周産期センターのいろいろ

2021.07.15
カテゴリー: 周産期センター

チームさんばです。6月もいろいろなことが起きてそれなりに忙しかったです。平日は落ち着いていて当直帯の先生にお願いして定時で帰れることもあるのですが、お産、救急車、急変、どれも時間通りには来てくれないものです。

 

エピソード1

休日に「妊娠高血圧症候群でコントロール不良です!」と救急搬送。早産期でしたが、こども病院も快く受けてくださり緊急帝王切開で無事出生。

 

エピソード2

「腹痛、出血、子宮内胎児死亡の方がいます。救急搬送おねがいします」と夕方5時ごろ、、、。当院到着後、多量の性器出血、胎盤後血腫認め胎盤早期剥離の診断。胎児は残念ながら亡くなってしまっているので母体の安全を第一に考え大量輸血で全身状態を安定させながら経腟分娩を待機。3時間後には分娩に至りました。計測できた出血量3860mlであり、RBC14単位、FFP18単位投与で軽快し2日後には退院。

 

エピソード3

「普通分娩後に痛がっていて、膣壁血腫ができてしまいました。処置しても落ち着かず輸血が必要なので搬送お願いします」と夜間に緊急搬送。輸血をしながら手術室で全身麻酔下の創部の確認。縫合では止血に至らず、当院の血管内治療グループ(循環器内科の精鋭陣)に子宮動脈塞栓術をお願いし、どうにか止血をはかれてICUに帰室。出血総量約5000ml。輸血RBC16単位、FFP12単位で復活。3日後には前医にもどり、普通に赤ちゃんのお世話ができるようになりました。

 

いろいろあった中の一部ですが、手術室、こども病院、循環器内科の先生方、輸血部の方々、いろんなところにお世話になってはじめて治療ができる診療科であることがよくわかります。日々感謝の気持ちを忘れずに頑張っていこうと思います。

そして私たちに元気をくれるのは、こんな素敵なお便りです(^^)

(チームさんば)

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