臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
【お知らせ】初期研修医の採用面接について
当院では毎年5月中に初期研修医の
採用面接日程を公表しています。
今年は新型コロナウイルスの
ことで、様々なことが影響を
受けています。非常事態宣言が
解除になったとはいえ、今後の
流行状況は、誰も予測できません。
採用面接に関して、可能であれば、
来院してもらって直接お話を伺い
たいところです。
でも、もし再流行してしまったら
無理に来院してもらう訳にもいき
ません。
そこで、今年の採用面接から
当院では、従来の形式の
「直接面接}に加えて、Zoomを
利用した「Web面接」を併用する
ことにしました。
幸い、多くの方にご利用いただいて
いるWeb版・個別病院説明会で
Zoomに慣れてきましたので、
対応できると判断しました。
なお、いずれの方法を選択
しても、選考基準は変わりま
せん。
また、事前に接続環境の確認や
日程調整が必要になると思います
ので、希望される方はできるだけ
早めにご連絡ください。
<令和3年度採用 初期臨床研修医>
【募集人数】
10名
【選考方法】
小論文および面接
・直接面接:
下記のいずれか希望する日に
来院いただき面接を行います。
- 令和2年 7月25日(土)
- 令和2年 8月8日(土)
- 令和2年 8月22日(土)
・Web面接:
下記の期間でZoomを用いて
面接を行います。
令和2年7月27日(月)~8月28日(金)
Web面接希望の場合は、
令和2年8月21日(金)までに
メールでご連絡ください。
・直接面接、Web面接とも、面接日の
7日前までに下記書類を病院必着で
郵送してください。
【応募書類】
研修申込書
履歴書
卒業(見込)証明書
小論文
—–
更新しました♪ 動画で見る研修医からのメッセージ
ちょうど1か月前でのことすが、
当院のリクルートサイト内で
最も閲覧されている、
「研修医の声、インタビュー」の
ページ更新をお知らせしました。
実は、お知らせするのを編集長が
すっかり忘れていたのですが、
「動画で見る研修医からのメッセージ」
のページに、インタビュー動画を
追加していました。
最初のアップはダイジェスト版で
もしかしたら見てくれた方もいる
かもしれませんが、レジナビの
動画サイトに同じものをアップ
しています。
今回は、そのダイジェスト版に加え
インタビューに応じてくれた4名の
研修医それぞれの動画がアップ
されました。
編集長のいないところで撮影
したのですが、みんなイイこと
言ってます(笑)。ぜひご覧ください!
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Web版・個別病院説明会の
第2弾を開催中!
レジナビなどのイベントが中止!
病院見学もできない!
こんな状況で、初期研修や
研修病院の情報を、どうやって
手に入れるか悩んであなた。
Zoomを使って、当院の研修医と
直接話をしながら初期研修の
ホントのところを聞き出せます。
思いのほか好評だったWeb版・
個別病院説明会ですが、
5月29日まで開催しています!
個別対応なので、周りを気に
することなく、知りたいことを
質問できます。
申し込みは、下記の
見学実習申し込みフォー
ムを
利用して、希望日などを入力し、
「その他ご希望」の欄には
【個別病院説明会希望】
とご記入ください
参加していただいた方には
このブログの人気記事をまとめた
特別レポート(PDF)を無料で
差し上げます。
専門研修(後期研修)についても
ご相談を受け付けています!
同じ申し込みフォームから
【後期研修・個別説明希望】
とご記入ください
あなたの参加をお待ちしています!
—–
研修医を育ててくれるのは・・・
初期研修医にとっては毎日の
ささいな事すべてが勉強ですが、
それをいつも指導医が手取り
足取り教えてくれる訳では
ありません。
大学なら指導教官がいますが、
市中病院では、医師は診療が
主体になるのはやむを得ません。
忙しい時間の隙間で研修医に
ポイントを教えたり、フィード
バックしています。
でも、実際に研修が始まると
気づくことですが、指導医から
教えてもらうよりも看護師さん
から教えてもらうことが、
実は多いのです。
編集長も、研修医のころに
看護師さんたちに大事なことを
たくさん教えてもらいました。
それだけでなく、数多くの失敗の
フォローしてもらいました。
ホント有難うございました”(-“”-)”
実は、当院には診療看護師が
いて研修医の指導に大きく
関わっています。
診療看護師というと、あまり
なじみがないかもしれません。
実際のところ、日本では診療
看護師と言う職業はありませんが、
海外のNP(Nurse Practitioner)を
参考に養成され、一部の病院では
臨床の最前線で活躍しています。
当院の診療看護師である青柳は、
看護師教育に積極的に関わって
おり、「出直し看護塾」という名で
いろいろ教材まで作っています。
今回はその中から、COVID19診療に
関連して、人工呼吸器に関する
解説動画を無料で公開してくれて
います。
あくまでも看護師向けですので
物足りないかもしれませんが、
人工呼吸器に関する必要最低限の
知識を約90分にまとめてあり、
医学生や研修医の苦手意識を
取り払うには十分役立ちます。
実際に人工呼吸器を学ぼうとすると、
かなり奥が深い領域なので、とくに
最初は学習が進みません。
人工呼吸器はちょっと苦手だな・・・
と思うあなたは、ぜひご覧ください。
臨床では医師だけではなく、
看護師をはじめとしたコメディカル
からも学ぶことがたくさんあります。
当院には経験実績豊富なコメディカル
スタッフがたくさんいて、あなたの
研修をサポートしてくれますよ。
(編集長)
ちょっとした時間を使ってミニレクチャー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Web版・個別病院説明会の
第2弾を開催します!
レジナビなどのイベントが中止!
病院見学もできない!
こんな状況で、初期研修や
研修病院の情報を、どうやって
手に入れるか悩んであなた。
Zoomを使って、当院の研修医と
直接話をしながら初期研修の
ホントのところを聞き出せます。
思いのほか好評だったWeb版・
個別病院説明会ですが、
5月11日から第2弾を開催します!
個別対応なので、周りを気に
することなく、知りたいことを
質問できます。
申し込みは、下記の
見学実習申し込みフォームを
利用して、希望日などを入力し、
「その他ご希望」の欄には
【個別病院説明会希望】
とご記入ください
参加していただいた方には
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あなたの参加をお待ちしています!
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【御礼】4周年を迎えました!
いつも当ブログをご覧いただき有難う
ございます。
このブログを始めてから、この5月で
4周年を迎えました。
こうして4周年を迎えることができた
のも、あなたが読んでくれている
からです。ホントに有難うございます。
このブログでは、当院のイベントは
もちろんのこと、初期研修医や
医学生のあなたに知ってもらいたい
ことや、病棟やERで患者さんを
見ながら研修医に説明したことなど
日常で気づいた内容を記事にして
います。
最近では、病棟で研修医と話す
時でも、「それはブログに載せてる
から、あとで見といてね」と、
編集長の記憶があやふやな
ところをごまかすツールとして
使っています(笑)
これからも、あなたに役立つように、
そして、当院の研修をもっと知って
もらえるように、続けていきたい
と思います。
これからも、どうぞよろしくお願い
いたします。
ところで、当院のリクルートサイトに
研修医のインタビュー動画がアップ
されました。
同じ動画が、レジナビの動画サイトに
掲載されています。
今後は、リクルートサイトの動画が
バージョンアップされる予定です
ので、ご期待ください。
さらに、Web版・個別病院説明会も
いったん終了としますが、思った
以上に好評でしたので、連休明けに
再開予定です。ぜひお申し込みください。
(編集長)
3密気味ですが・・・・、血液培養採取の
ベストプラクティス講習中
—–
新型コロナウイルス感染から身を守る(2) 手指衛生のタイミングは?
前回は標準予防策の要である
手指衛生について紹介しました。
正直なところ、手の洗い方なんて
あまり面白い内容ではないと思います。
でも、他人に感染させないため、
そして何より自分の身を守るため、
これが何より大事なのです。
最近では、いろいろな人が啓蒙
してくれているのもイイですね。
さて、ここで質問です。
「手指衛生は、どのタイミングで
やるのがイイでしょう?」
↓
↓
↓
それは以下の5つのタイミングです。
① 患者に触れる前
② 清潔・無菌操作をする前
③ 体液に暴露された可能性がある場合
④ 患者に触れた後
⑤ 患者周辺の物品に触れた後
これはWHOが推奨しているものですが、
これだけ覚えようとしても、すぐ忘れます。
こういう時は、理由付けしておくと
忘れにくくなります。
・患者に触れる前
手指を介しての感染から患者を守るため
・清潔・無菌操作をする前
点滴やカテーテル挿入の際などに
患者の体内に微生物を入れないため
・体液に暴露された可能性のある場合
自分と医療環境を守るため
・患者に触れた後
自分と医療環境を守るため
・患者の周辺物品に触れた後
自分と医療環境を守るため
さらに新型コロナでは、病棟の
タブレットやキーボード、マウスなど
からの感染拡大も指摘されています。
これらに触る前後、つまり病棟で
電子カルテに触る前後にも
アルコールによる手指消毒を
行いましょう。
(編集長)
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Web版・個別病院説明会を開催中!
レジナビなどのイベントが中止!
病院見学もできない!
こんな状況で、初期研修や
研修病院の情報を、どうやって
手に入れるか悩んであなた。
Zoomを使って、当院の研修医と
直接話をしながら初期研修の
ホントのところを聞き出せます。
さらに個別対応なので、周りを
気にすることなく、知りたいことを
質問できます。
申し込みは、下記の
見学実習申し込みフォームを
利用して、希望日などを入力し、
「その他ご希望」の欄には
【個別病院説明会希望】
とご記入ください
参加していただいた方には
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あなたの参加をお待ちしています!
—–
点滴のコツ その3
今回も、点滴をオーダーする時の
押さえるべき4つのポイントを
紹介します。
前回は輸液の組成を覚えてもらい、
Na量についてのポイントを
紹介しました。
今回はK量とカロリーに関してです。
覚えておく数字は、Kの必要量で
腎機能が正常なら30~40mEq/日
です。
これは維持液で3~4本分と
覚えれば簡単です。
他に、K量に注意する薬剤は
抗菌薬のペニシリンGです。
100万単位にK1.53mEqが
含まれます。
感染性心内膜炎(の治療では、
大量に長期にわたって投与します。
具体的には2400万単位/日を
4週間投与するので、Kだけで
約36mEqとなってしまいます。
最後にカロリーですが、
1日あたり400~500Kcalは
最低欲しいところです。
他に経管栄養などが投与
されていなければ、
5%ブドウ糖液4本で400Kcalを
目安にすると良いと思います。
ちなみに、10%ブドウ糖を含んだ
輸液製剤もあります。
Kも10%ブドウ糖製剤も、
滴下速度が速いと血管痛を
来たします。患者さんは
結構痛がることを覚えて
おいてください。
(編集長)
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Web版・個別病院説明会を開催中!
レジナビなどのイベントが中止!
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【お知らせ】Web版・個別病院説明会の受付開始
いよいよ全国に緊急事態宣言が
出されました。都内の病院は
かなり切羽詰まった状況が
いろいろなところから伝わって
きます。
茨城県は患者増加数が速い
ことが指摘されており、これから
が重要な時期になります。
3密を避けて家にいることが
感染拡大防止に重要です。
当院では、初期研修医が直接に
COVID19診療には従事して
いませんが、患者数の増加に
よっては、サポートをお願い
するかもしれません。
直接診療に当たらなくとも、
標準予防策と飛沫接触感染
予防策を徹底して、院内感染を
起こさないこと、自分の身を
守ることが地域の医療崩壊を
防ぐために極めて重要な
ポイントになることを肝に
銘じて欲しいと思います。
さて、研修医たちも不安ですが、
医学生のあなたも不安が大きい
と思います。
レジナビなどのイベントが中止され、
病院見学もできない。病院実習も
中止という状況で、研修病院の
ことをどうやって知ろうと悩んで
いると思います。
そこで、前回にご案内しましたが、
水戸済生会の初期研修を紹介する
Web版・個別病院説明会の準備が
整いましたので、本日から受付を
開始します。
これはZoomを使って、当院の
研修医と直接話をしながら、
初期研修や生活のことなどを
知ってもらうためのものです。
ちょうど、レジナビのブース訪問を
Web上で個別にやる感じです。
初期研修のことがメインですが、
それ以外のご相談も可能な限り
お答えしようと思っています。
申し込みは、下記の
見学実習申し込みフォームを
利用して、希望日などを入力し、
「その他ご希望」の欄には
個別病院説明会希望とご記入ください
できるだけ、あなたの知りたいことに
答えられるよう、当院の研修医を
手配しますので、お申し込みの際に、
「小児科のことを知りたい」とか、
「周産期をローテーションした先生
と話したい」、「ドクヘリに乗ったことが
ある人」など、具体的な希望を
お知らせください!
今回は初めての企画なので、
動作環境の確認など、担当者と
事前にやり取りをさせていただく
と思いますがご了解ください。
また、参加していただいた方には
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あなたの参加をお待ちしています。
(編集長)
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点滴のコツ その2
前回の続きで、点滴をオーダーする
時の押さえるべきポイントです。
まずは、輸液の組成を確認して
おきましょう。
覚えるべき数字は、生理食塩水の
Naが154mEqだけです。
そして、1号液や3号液は、生理食塩水と
5%ブドウ糖液のブレンドだということ。
1号液は1:1のブレンド、3号液は1:3の
ブレンドと考えればOKです。
さらに輸液1本(=500ml)あたりで覚えて
おくと実践的です。
これをだいたい頭にいれた上で、
NaとKとカロリーを把握しましょう。
Na量については、病院での
塩分制限食6g/日(Na:100mEq)を
目安に多いか少ないかを判断すれば
いいと思います。
具体例で考えてみます。
維持液を持続で60ml/hで入れると
1日3本、1500ml入ります。
さらに抗生剤(ABPC/SBT1.5g)を
生理食塩水100mlに溶解して1日
4回投与すると、輸液量は1900ml
維持液で約50mEq、抗生剤で
約45mEqで、合わせて95mEqと
なります。
もし、心不全の患者さんなら、
もっとNaを制限したくなるので、
抗生剤の溶解液を5%ブドウ糖液に
変更するなど工夫できます。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Web版・個別病院説明会を準備中
レジナビや病院説明会も中止、
病院見学もできない、
こんな状況で、来年の研修先を
どう決めたらいいのか?
そんな不安を抱えるあなたに
当院の研修医からアドバイスできる
ことがあるかもしれません。
Zoomを使った個別病院説明会を
準備中です。近日中にお知らせ
しますので、このブログを見逃さない
ようにしてください!
—–
研修医の声・インタビューが更新されました
当院のリクルートサイト内で
一番閲覧されているのが、
「研修医の声、インタビュー」の
ページです。
しばらくぶりの更新ですが、
今回はJ2の研修医2名の
インタビューがアップされて
いますので、ぜひご覧ください。
ちなみに、このブログでも
繰り返し述べていますが、
気になる研修病院の研修医から
直接話を聞くことが大事です。
指導医の話は、どうしても
盛ってしまうので、半分程度に
聞いておけばOK。
もちろん、今回のインタビューも
指導医の検閲なしですので、
ご安心ください(笑)。
さて、COVID19の影響で、
研修先をどうしたらよいのか、
どうやって決めたらよいのか、
ホントに心配ですね。
われわれも全く同じ気持ちです。
そこで、少しでも情報提供と
当院のことを知ってもらう機会として、
Web版・個別病院説明会を
準備中です。
これはZoomというビデオ会議ソフトを
使って、当院の研修医と直接話を
してもらう企画です。
ちょうどレジナビのブース訪問を
Webで個別にやる感じです。
個別に話を聞けるので、気兼ねなく
質問できますね。
近日中にご案内できるように
準備中ですので、このブログを
見逃さないようにお願いします!!
(編集長)
—–
教えることは学ぶこと
COVID19が蔓延してきており、
都内などでは救急車を呼んでも、
何十件もの病院に断られている
なんで話も聞きます。
茨城県内も、水戸周辺でも
患者数が増えており、
毎日遅くまでその対応に
追われています。
その影響もあってか、外来や
入院の患者さんは例年に比べて
少なめです。
最初のうちは、J2や指導医らの
サポートを受けながら、どんどん
症例をこなして、現場に慣れて
いくのが大事だと思っています。
その意味で患者さんが少ないのは
ちょっと残念です。
でも、逆を考えれば、患者さんが
少ないなら少ないなりに、じっくり
勉強しながら、納得しながら研修
できるので、チャンスとも言えますね。
例えば、当院ではPICC挿入は
研修医の大事な仕事です。
エコーの使い方など、コツはあり
ますが、数をこなすと上手になる
ので、J2になると任せてもらえる
ようになります。
今なら、まずJ1とともにエコーの
練習をして、さらにJ2が自分の
失敗をもとに、J1に対して、
PICC挿入を指導するという
時間的余裕があります。
エコーの練習
J2にとっては、教えることが
学ぶことになりますので、
頑張って指導してください!
そして本番!
(編集長)
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