あっという間に1週間が過ぎましたね。
担当患者さんも割り当てられたけど、
全然把握できない・・・、というあなた。
心配いりません。最初からできる人は
ほとんどいません。
大きく環境が変わったばかりですので、
あせらずにやっていきましょう。
さて、病棟では担当患者さんのところに
行って話を聞きますよね。
病歴、既往歴、生活歴などなど
高齢者の場合は、家族の状況や
介護保険の有無、現在利用している
介護サービスを把握することも大事です。
でも、何となく話しにくい、うまく聞き出せない
なんてことがありますよね
患者さんや家族から話を聞きだす時は
どんなことに注意したら良いでしょう?
ここでは病棟での問診のコツを紹介
しようと思います。
1.挨拶と自己紹介
病棟に入院してきた患者さんのところへ
行ったら、まずは挨拶です。
「こんにちは。入院中に□□先生と一緒に
担当します研修医の○○です。」
この時に患者さんの名前を確認すること。
編集長も話していたら、じつは全然別の
患者さんだった、という経験があります。
特に慣れていない時ほど注意しましょう。
また、そばに家族がいれば家族にも
挨拶すると同時に、患者さんとの関係を
聞いておきます。
「失礼ですが、ご関係は?」と言えばOK
例えば奥さんだと思っていたら、
奥さんは亡くなっていて、年の近い妹さんが
一緒に来ていたなんてこともあります。
家族のことは後で聞こうと思っても、
何となく聞きにくくなるので、最初の時点で
聞き出しておくのがポイントです。
2.患者さんの状態を尋ねる
病棟には、基本的に具合の悪い患者さんが
入院してきます。そこで、いろいろ問診する前に
「今のお加減はいかがですか?」
「少し話を伺ってもいいですか?」
と一言尋ねてください。
もちろん検査入院などでは体調も悪くない場合も
ありますが、外来受診から入院までの間に
状態の変化がないかを、最初に聞いてください。
その後で「今日はどうしましたか?」など、
患者さんが自由に話せるような質問から
始めて、最初の数分間だけでも、
こちらから言葉を挟まずに聞くことに
徹しましょう。
続きは次回に
(編集長)
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◆山中克郎先生の講演会
ドクターGにも出演されたことのある
諏訪中央病院総合内科の山中先生が
初めて当院にお越しになります。
ベッドサイドと研修医向けの講演を予定
しています。院外からの参加も歓迎します!
平成30年4月13日(金)14時~
参加を希望される方はこちらにご連絡ください!
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
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