臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

ちょっと想像してみて下さい・・・

2018.12.22
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

研修医になってもうすぐ10か月目です。

あと数か月すれば、新しい研修医も

入ってきます。

 

たまに指導医に注意されることはあり

ますが、仕事の段取りもスムーズに

できるようになりました。ER当直も、

最初のころのようには緊張しなくなり、

ちょっとだけ自信も出てきた時期です。

 

医学生のあなたも、来年の今頃は

きっとこんな状況になっているはずです。

 

でも、ちょっと想像してみてください。

 

もし、あなたがER当直をしている時に

多発外傷患者が搬送されて来たら・・・。

しかも3人同時に搬送されて来たら・・・。

 

何から手を付けたらよいのか、

最初に何をすべきなのか、

あなたは準備が出来ていますか?

 

あなたが研修医となって当直をする

ようになると、考えている以上に

外傷患者が来ます。

 

多くは軽傷かもしれません。

でも、交通事故など重傷多発外傷も

搬送されてきます。

 

自分はどうしたら良いのか?

看護師さんたちは、どう動いて

もらったら良いのか?

 

こんな時に役に立つのがJATECです。

JATECはJapan Advanced Trauma

Evaluation and Careのことで

外傷患者への初期対応を定めた、

言ってみればACLSの外傷版です。

 

JATECを知っていれば、当直中に

重傷多発外傷患者が搬送されて来ても、

慌てることなく初期評価・初期対応が

出来ます。もちろん看護師さんにも

うまく仕事をお願いすることが出来ます。

少なくとも外科医や上級医が来てくれる

までの場をつなぐことができます。

 

ところがJATECを受講しようと思っても、

定員が少なく開催も限られており、

何より受講料が少々高いので、あなたが

受講するにはハードルが高すぎます。

 

でも安心してください。JATECのエッセンスを

当院で学ぶことが出来ます。

 

10年前から年2回のペースで開催している

水戸医学生セミナーでは、第1回目から

このJATECのエッセンスを講習に取り

入れています。

 

座学だけでなく、2日目に行われる

メディカルラリーで実践してみることで、

確実に理解が深まります。

 

正式なコースではありませんが、外傷の

初期対応について基本を知っているだけで、

落ち着いて行動できるようになります。

あなたが研修医として働き始めてから、

役立つことを実感できるでしょう。

 

そんなJATECのエッセンスを学べる

水戸医学生セミナーの募集がもうすぐ

始まります。特典もあるので、

見逃さないようにご注意ください。

(編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆冬休みは病院見学のチャンスです!

 

どうやって研修病院を決めたらいいのか

分からない・・・。

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。

実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ冬休みを利用して、当院へ見学に

お越しください。あなたの目でリアルな

研修生活をのぞいてみて下さい。

 

病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

 

◆感想やコメントはFacebookページから

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2年ぶりの改訂? 「Cの評価」・・・第18回水戸医学生セミナーより

2018.08.07
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

第18回水戸医学生セミナーから、

イイところを紹介しています。

 

1日目の講習ではACLS、JATEC、

そしてMCLSのエッセンスを扱います。

 

以前にも紹介しましたが、今から2年前

このブログが始まったごく初期に

JATECの記事をアップしました。

それらの記事は今でも多くの方に

読まれています。

 

そのJATEC記事に久しぶりに追加です。

 

JATECのPrimary surveyはABCDで評価

していきますが、C(Circulation)の評価

について、覚え方の別バージョンを、

講師を務めた楢橋(ならはし)先生が

紹介してくれました。

 

講義中の楢橋先生

(まじめに見えます)

2年前の記事では

「SHOCK&FIX-C」

でしたが、これでは思い出すまで

少々時間がかかります。

2年前の記事はこちら

 

今回、楢橋先生が紹介してくれたのは

Cの評価では、

「3つの確認」と「3つの行動」

が大事だと強調していて、

 

「3つの確認」は

「すきっ歯から血出た!」

・スキン、・パルス、・血圧、

・外出血の確認と圧迫

 

「3つの行動」は

「ハリポタはやーい!」

・ハリ(針)(静脈路、骨髄路)、

・ポタ(ポータブルX線)、

・はやーい(FAST)

 

 

どうでしょう?

印象に残るスライドなので(笑)、

編集長はこちらの方が

頭に残ってしまいました。

 

覚え方は何であれ、素早く行動

できるように普段からトレーニング

しておきましょう。

 (編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆病院見学はもうお済みですか?

どうやって研修病院を決めたらいいのか

分からない・・・。

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。

実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ夏休みを利用して、当院へ見学に

お越しください。あなたの目でリアルな

研修生活をのぞいてみて下さい。

 

病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは

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新傾向でした・・・水戸医学生セミナー

2018.08.04
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

7月27月、28日に開催された

第18回水戸医学生セミナーから

紹介しています。

 

2日目に行われるメディカルラリーのことは

以前にもこのブログで紹介してきました。

https://ameblo.jp/mitosa-re/entry-12339240236.html

 

今回のメディカルラリーでは

今までにない対応を求める新傾向のシナリオで

編集長も驚かされたので、紹介します。

 

と言っても、シナリオは秘密なので、

あなたに全部を教えることは

できないのですが・・・、少しだけ。

 

今回のシナリオでは、すでに

末期がんの診断を受けている患者が

搬送されて来たという設定がありました。

家族とも延命治療はしないBSCで

方針は決まっているという設定です。

 

どういうことかと言うと、

ACLSやJATECを駆使して蘇生に全力を

尽くすのではなく、短い時間で患者背景の

把握や家族の気持ちを上手く聴取して

いわゆる延命処置をせずに、患者の希望

していた看取りにつなげていく

ことを求める内容だったのです。

 

ここまで踏み込んだシナリオは、

医学セセミナーが始まって今回までの

9年間で初めてだと思います。

 

当然、医学生には難易度が高いと

思うのですが、同じチームで一緒にラリーに

参加した研修医たちはそれなりに対処

出来ていて、それにも驚かされました。

 

それだけERを含む診療の現場で

・どこまでやるのか?

・どうやって看取るのか?

という重大問題に遭遇しているのだと思います。

 

単にACLSやJATECが出来るようになれば

良いわけではありません。

 

患者さんや家族とどう向き合うか?

つねに考え続けることが大事です。

 

進化を続ける水戸医学生セミナーの

メディカルラリー。次回はあなたも

挑戦してみて下さい!

 

(編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆病院見学はもうお済みですか?

どうやって研修病院を決めたらいいのか

分からない・・・。

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。

実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ夏休みを利用して、当院へ見学に

お越しください。あなたの目でリアルな

研修生活をのぞいてみて下さい。

 

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若年女性の頭痛・・・・第18回水戸医学生セミナーより

2018.07.31
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

先日開催された第18回水戸医学生

セミナーから、イイところを紹介します。

 

今回は1日目の午後に水戸協同病院で

行われたケースカンファからです。

 

水戸協同病院のメインはPhysical 

examination roundですが、これが終わると

ケースカンファがあります。 

今回は小林先生からの症例提示でした。

 

症例は若年女性の頭痛。今までも

頭痛はあった(緊張性頭痛らしい症状)けど、

1週間ほど前から異なるタイプの頭痛で

食事がとれないほど。この日は昼過ぎから

増強したために受診。下を向くと頭痛が

増強する。神経学的には異常なし。

 

この情報だけで、あなたは何を鑑別に

挙げますか?考えてみてください。

ここで病歴が隠されていて、昼過ぎから

増強したというのは、じつは昼寝から

起きた時とのこと。朝の起床時も増強

していたそうです。

 

では最初の鑑別から変更はありますか?

↓ 

さらに病歴が明らかにされました。

月経困難症がありピルを服用していた。

 

そろそろ絞り込めたでしょうか?

この後、頭部CTとMRIが供覧されましたが、

頭蓋内占拠病変なし、出血なしでした。

 

さて、診断は?

↓ 

答えは、脳静脈洞血栓症でした。

 

この疾患は頭痛や意識障害、けいれんなど

症状が幅広いので疑わないと見落とす

可能性の高い疾患です。

画像所見も疑ってかからないと見落とします。

通常の頭部MRIでは見落とす可能性が高く

疑えば静脈相を狙って造影MRIを撮ります。

ピル服用患者ではリスクが高くなります。

 

この症例では下を向いたり、起床時に

増強したのは頭蓋内圧が上昇したからと

考えられます。

 

通常良く遭遇する片頭痛や緊張性頭痛と

異なること、ピルを服用していたことから疑って、

画像検査に進んで診断に至った症例です。

 

いつもながら勉強になるケースカンファでした。 

せっかくの機会なので、ネットなどで

典型的な画像を確認しておくとイイですね。

(編集長)

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分からない・・・。

 

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さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。

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ぜひ夏休みを利用して、当院へ見学に

お越しください。あなたの目でリアルな

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【1日目終了】・・第18回水戸医学生セミナー

2018.07.28
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

昨日から2日間の日程で、第18回目の

水戸医学生セミナーを開催しています。

 

1日目の昨日は、午前中にBLS、ALS、

JATEC、MCLSの講習と実技、さらに

無線の使い方まで行いました。

 

午後は当院のヘリポートでドクターヘリを

バックに記念撮影をしてから水戸協同

病院に移動。

 

水戸協同病院では、実際に入院している

患者さんにご協力いただき、Physical 

examination roundを行いました。

 

フィードバックを受けた後は、小林先生の

ケースカンファで頭を使い、濃密な1日目を

終えました。

(もちろん、その後は参加者と研修医とで

ドリンク付きの夜の作戦会議でした)。

 

本日は当院でのメディカルラリーで

盛り上がっています。果たして、昨夜の

作戦会議は役に立ったのでしょうか??

 

セミナーの内容はまたブログで

紹介していきますので、お楽しみに。

(編集長)

 

追伸:写真のアップが遅くなり失礼しました!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆病院見学はもうお済みですか?

どうやって研修病院を決めたらいいのか

分からない・・・。

 

それには病院見学をするのが一番です。

さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。

実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が

違うことに気づくでしょう。

 

ぜひ夏休みを利用して、当院へ見学に

お越しください。あなたの目でリアルな

研修生活をのぞいてみて下さい。

 

病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

 

◆感想やコメントはFacebookページから

 お願いします!

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Ⅲ音を聴きとれますか?

2018.06.19
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

第18回水戸医学生セミナーの

参加者を募集中です。

定員まで残り僅かになりました!

お急ぎお申し込みください!!

http://www.mito-saisei.jp/index.html 

 

水戸医学生セミナーは今年で9年目に

なります。きっかけは、水戸協同病院

総合診療部の前教授である徳田安春先生が

水戸に赴任された時に、医学生向けの

イベントを開催できないかと相談したこと

から始まりました。

 

当時は当院も水戸協同病院も研修医が

少なく、なんとか水戸での研修をアピール

できないかと話が進み開催に至りました。

 

徳田先生は現在、沖縄に戻られて活躍されて

います。後任の小林裕幸先生とも水戸医学生

セミナーは継続していこうという話になり、

現在に至っています。

 

さて、ご存知の方も多いと思いますが、

徳田先生も小林先生も身体診察を

重視されています。

 

検査に頼らず、病歴と身体診察で鑑別診断を

かなり絞り込めますし、検査のノイズに

振り回されることがなく、最短で診断に

到達できる必須の技術です。

 

この強みを生かして、水戸協同病院では

Physical examination roundが開催される

ようになりました。

 

ベッドサイドでの身体診察はもちろん

ですが、毎回聴診の問題も出されます。

 

具体的にはリットマンの電子聴診器に

録音した、実際の患者さんの心音を聞く

のですが、参加者はかなり戸惑います。

 

 

心臓の聴診で重要なことは、

まずⅠ音、Ⅱ音を同定することですが、

初めのうちは、みんな分かりません。

 

でも、小林先生の解説を聞きながら

何度も繰り返し聞いていると、

Ⅰ音、Ⅱ音がわかり、Ⅱ音の分裂や、

Ⅲ音も聞き分けられるようになります。

 

一度、Ⅰ音とⅡ音が分かるようになると

その後の理解は比較的スムーズです。

 

Ⅲ音は心不全の際の重要な所見です。

これを聴きとれるようになれば、

あなたも自信がつくはずです。

 

このPhysical examination roundに

ぜひ挑戦してみて下さい!

 

詳細はこちらから

http://www.mito-saisei.jp/index.html

 

水戸医学生セミナーは外傷を含めた

救急医療や身体診察を通した内科診断学、

言うなれば臨床における「動」と「静」を

学べる究極の「体験型セミナー」です。

 

現在参加者募集中です。

定員まで残りわずかとなりました。

すぐにお申し込みください!

 

第18回水戸医学生セミナーの

申込みはこちらのメールから

entry@mito-saisei.jp

 

メールには

・お名前

・大学名および学年

・住所

・携帯電話(前日や当日の連絡先)

 

以上を必ずご記入ください。

お申し込み後は、自動返信メールが

送信されます。

追って担当者からご連絡します。

 

(編集長)

—–

アクセス解析によると・・・

2018.06.09
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

いつもブログを読んでいただき

有難うございます。

 

このアメブロにはアクセス解析という

機能があって、どの記事が何件読まれた

かが分かるのですが、この1週間をみると

最も読まれた記事は

メディカルラリーことはじめ

でした。 

 

載せたばかりの記事を多くの方に

読んでもらえて嬉しい限りです。

有難うございます。

 

では2番目に多かったのは何だと思います?

 

なんと2年前の記事

Dの評価 「まいど」と「切迫するD」

でした。

 

これは2年前の第14回水戸医学生セミナー

の時のJATEC関連の記事です。

 

他にも

Bの評価 「TAFな3X」

とか、普段はあまり話題になることが無い

JATEC関連の記事が、長期にわたって

読まれています。

 

特に今回の第18回水戸医学生セミナーの

予告を始めてから増えているようです。

 

参加を決めてくれたあなたが

予習を始めたのか?

 

それとも以前参加してくれたあなたが、

復習のために読んでくれているのか?

 

などと編集長はいろいろ想像しています。

 

実際のところ、今回の水戸医学生セミナー

には過去の参加者も申し込んでくれている

方もいますが、そのうちの一人は

メディカルラリーに対してすごく気合の

入ったメールをくれました(笑)。

 

迎え撃つ救急科のスタッフも、

あっと言わせるようなシナリオを

考えていますのでどうぞお楽しみに。

 

過去の参加者の感想は

↓↓↓

・メディカルラリーは初めてだったが、

 机上で学んだ知識を実際に活かすことの

 難しさを感じた。

・初めてのラリーで、患者さんを助けられ

 ませんでしたが、とても楽しかったです。

 またリベンジしたいです。

・打ちのめされました・・・。

・実際の災害現場を模して体験することで、

 いつかこの場を経験した時にしっかり

 判断して適格な指示をできるように

 したいです。

・知ることと実践することは、違うなぁ

 と思った。

(第17回参加者)

 

・難しかったけれどとても勉強になり

 ました。実際に動いてみる経験が

 できて良かったです。

・現場に出たときに自分がどのような

 問題に直面するのかを知るための

 良い機会だった。

・ラリーでも、少しでも不安などがあると

 適切な判断、処置を選択できないことが

 よくわかったので、これからの勉学の

 モチベーションにしたい。

・緊張性気胸の方を救命できてよかった

 のですが、実際の現場でこの反省を

 活かせるように一層勉強に励みたいです。

(第16回参加者)

 

詳細はこちらから

http://www.mito-saisei.jp/index.html

 

水戸医学生セミナーは外傷を含めた

救急医療や身体診察を通した内科診断学、

言うなれば臨床における「動」と「静」を

学べる究極の「体験型セミナー」です。

 

現在参加者募集中です。

定員まであと3名となりました。

すぐにお申し込みください!

 

第18回水戸医学生セミナーの

申込みはこちらのメールから

entry@mito-saisei.jp

 

メールには

・お名前

・大学名および学年

・住所

・携帯電話(前日や当日の連絡先)

以上を必ずご記入ください。

お申し込み後は、自動返信メールが

送信されます。

追って担当者からご連絡します。

 

(編集長)

 

ステージ終了後のフィードバック

 

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メディカルラリーことはじめ

2018.06.02
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

あなたはメディカルラリーを知って

いますか?

 

医学生のあなたはメディカルラリーなんて

聞いたことが無いかもしれませんが、

水戸医学生セミナーの参加者が一番

悔しがって、リベンジを心に誓う(笑)のが

このメディカルラリーです。

 

今では、救急科の先生たちや救急隊が

参加するメディカルラリーは国内各地で

行われています。

 

じつは、日本でのメディカルラリーは

2002年に開催された大阪の千里メディカル

ラリーが日本で最初のラリーでした。

 

なぜ日本国内でラリーが開催されるように

なったのか?

 

これには当院の前救命救急センター長である

須田先生が深く絡んでいます。

 

須田先生は、とっくに還暦を過ぎていて

救命救急センター長も現在のセンター長に

譲られました。でも、今日もドクターヘリに

乗っている筋金入りの救急医です。

何度かテレビでも紹介されたことがある

ので、もしかしたらご覧になった方も

いるかもしれません。

 

当初は麻酔科医として、その後は救急医

としてお仕事をされていましたが、海外で

メディカルラリーなるものがあると聞いて、

2001年に他の2人のドクターと参加しました。

 

そのラリーはメディカルラリーの元祖と

呼ばれるもので、今から20年前の

1997年からチェコで開催されている

「Rallye Rejviz(ラリー・レビー)」です。

 

須田先生らは、この大会に日本から初めて

参加したのですが、結果は散々なもの

だったそうです。

 

例えば車で指定された場所に行き、

そこで「あの建物の中で何かあるぞ」

と言われ、そのまま入った途端に銃で

撃たれてすぐにゲームオーバーになったり、

診断を付けることに気を取られ過ぎて

周りの状況が把握できず時間切れなど、

大会スタッフから

「何しに日本から来たんだ?」

と言われたそうです。

 

安全確認をしないで救急活動を始めては

ダメという基本が頭に無かったり、

院内の救急室と同じ感覚で野外での活動を

したりと、須田先生らはかなりショックを

受けたそうです。

 

でも、実際の車がひっくり返してあるなど、

町中がステージになっている臨調感

いっぱいのラリーは非常に楽しかった

そうです。

 

それから日本に帰ってきて、一緒に参加した

先生方と国内でラリーを開催したいと意見が

まとまり、翌年の千里メディカルラリー

開催に至ったという話です。

 

水戸医学生セミナーのメディカルラリー

では、当初は須田先生にシナリオを作って

いただいていました。ある意味、日本初の

メディカルラリーの流れをくむ由緒

正しい(?)メディカルラリーと言えます。

そして国内唯一の医学生限定メディカル

ラリーでもあります。

 

ぜひ、あなたもメディカルラリーに

挑戦してください!

 

過去の参加者の感想は

↓↓↓

・メディカルラリーは初めてだったが、

 机上で学んだ知識を実際に活かすことの

 難しさを感じた。

・初めてのラリーで、患者さんを助けられ

 ませんでしたが、とても楽しかったです。

 またリベンジしたいです。

・打ちのめされました・・・。

・実際の災害現場を模して体験することで、

 いつかこの場を経験した時にしっかり

 判断して適格な指示をできるように

 したいです。

・知ることと実践することは、違うなぁ

 と思った。

(第17回参加者)

 

・難しかったけれどとても勉強になり

 ました。実際に動いてみる経験が

 できて良かったです。

・現場に出たときに自分がどのような

 問題に直面するのかを知るための

 良い機会だった。

・ラリーでも、少しでも不安などがあると

 適切な判断、処置を選択できないことが

 よくわかったので、これからの勉学の

 モチベーションにしたい。

・緊張性気胸の方を救命できてよかった

 のですが、実際の現場でこの反省を

 活かせるように一層勉強に励みたいです。

(第16回参加者)

 

詳細はこちらから

http://www.mito-saisei.jp/index.html

 

水戸医学生セミナーは外傷を含めた

救急医療や身体診察を通した内科診断学、

言うなれば臨床における「動」と「静」を

学べる究極の「体験型セミナー」です。

 

現在参加者募集中です。

定員まであと4名となりました。

すぐにお申し込みください!

 

第18回水戸医学生セミナーの

申込みはこちらのメールから

entry@mito-saisei.jp

 

メールには

・お名前

・大学名および学年

・住所

・携帯電話(前日や当日の連絡先)

以上を必ずご記入ください。

お申し込み後は、自動返信メールが

送信されます。

追って担当者からご連絡します。

 

(編集長)

第16回セミナーの一コマ

—–

【本日より受付開始】    第18回水戸医学生セミナー

2018.05.24
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

お待たせしました!

お知らせしていた第18回水戸医学生セミナー

の募集を開始します。

 

この水戸医学生セミナーは、水戸済生会

総合病院と水戸協同病院との共催で、

9年前から年2回のペースで開催している

究極の「体験型セミナー」です。

 

大学の授業では体験できない、内科と

救急のエッセンスを盛り込んだ「水戸医学生

セミナー」は、全国の大学からのべ150名

以上の医学生に参加いただいており、

リピーター参加者もいるなど、あなたにも

満足してもらえること間違いなしです!

 

内容は内科における鑑別疾患をベッド

サイドでじっくり考えてもらうことと、

救急における迅速な初期対応の重要性を

理解してもらうメディカルラリーで構成

されています。

 

内科については水戸協同病院総合診療科

スタッフが、救急については水戸済生会病院

救急科スタッフが中心となって両病院の

研修医とともに皆さんをサポートします!

 

開催要項

【日程】

平成30年7月27日(金)、28日(土) 1泊2日

 

【場所】 

水戸済生会病院と水戸協同病院  

宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定

 

【対象】 

全国の医学部 4、5、6年生 計12名

 

【内容】

1日目

午前:水戸済生会総合病院でのICLSおよび

JATEC、MCLS講習

午後:水戸協同病院での内科ラウンド、症例

検討会

 

2日目

午前:水戸済生会総合病院でのミニ

メディカルラリー

午後:セミナーのまとめ、閉会式

 

【費用】

宿泊費およびセミナー中の食事は当方で

負担しますが、当院までの往復の交通費は

各自でご負担ください。

 

 

今回も参加者特典を準備しました!

何枚あっても困らない、水戸済生会の

オリジナルスクラブをプレゼントします!!

 

さらに平成30年5月31日(水)の24時までに

お申し込みいただいた方には、期間限定で

特別にスクラブにあなたの名前を刺繡で

お入れします!

 

なお定員になり次第締め切らせて

いただきますので、どうぞお急ぎください。

 

第18回水戸医学生セミナーの申込みは

メールでお願いします!

 

メールアドレスはこちら

entry@mito-saisei.jp

 

メールには

・お名前

・大学名および学年

・住所

・携帯電話(前日や当日の連絡先)

以上を必ずご記入ください。

 

お申し込み後は、自動返信メールが

送信されます。

追って担当者からご連絡します。

 

 

参加した医学生の感想は・・・・

・1日目の講習で勉強したことを、メディ

 カルラリーで実際に体を使って体験する

 形式は、とても頭に入りやすかったです。

・多くのスタッフの方のお陰で、大変実践的

 なシーンでの医療を体験することが

 できました。とても難しかったですが、

 経験したことが全て脳裏に刻まれました。

・普段の実習ではやらないような身体所見を

 じっくりと鑑別を考えるという機会で、

 とても楽しく勉強になりました。先生方

 からのFeedbackがすばらしかったです。

・身体診察だけで分かることがたくさんある

 ことを実感できた。

(第17回参加者)

 

・(水戸協同病院でのPhysical examination

 roundで)自分が如何に病態~症状

 ~検査、所見の結びつかない勉強を

 しているか痛感しました。

・非常にわかりやすい、また内容の濃い

 2日間となり、大変うれしく思って

 います。ありがとうございました。

・実際に動きながら考えることの難しさを

 感じました。頭も体も同時に動かせるよう

 シミュレーションをすることの重要性を

 感じることができました。

・難しかったけれどとても勉強になり

 ました。実際に動いてみる経験ができて

 良かったです。

・現場に出たときに自分がどのような問題に

 直面するのかを知るための良い機会

 だった。

(第16回参加者)

   

あなたの参加をお待ちしています!

 

第18回水戸医学生セミナーへの

お申し込みはこちらのメールへ!

entry@mito-saisei.jp

—–

【明日から募集開始】     第18回水戸医学生セミナー

2018.05.23
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

お知らせしてきた第18回水戸医学生セミナー

の募集を明日から開始します。

 

JATECやMCLSのエッセンスを学んで

2日目のメディカルラリーにぜひ挑戦

してください。

 

また、水戸協同病院でのPhysical

examination roundは検査データや画像に

頼りがちなあなたにとって、強烈な印象を

残すこと間違いなしです。

 

開催要項

【日程】

平成30年7月27日(金)、28日(土) 1泊2日

 

【場所】 

水戸済生会病院と水戸協同病院  

宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定

 

【対象】 

全国の医学部 4、5、6年生 計12名

 

【内容】

1日目

午前:水戸済生会総合病院でのICLSおよび

JATEC、MCLS講習

午後:水戸協同病院での内科ラウンド、症例

検討会

 

2日目

午前:水戸済生会総合病院でのミニメディ

カルラリー

午後:セミナーのまとめ、閉会式

 

【費用】

宿泊費およびセミナー中の食事は当方で

負担しますが、当院までの往復の交通費は

各自でご負担ください。

 

今回も特典を用意しています。

明日のブログ、病院HPをお待ちください!

(編集長) 

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5月は徳田安春先生です!

 

おなじみの徳田先生のカンファ

昨年度は4回もお越しいただきました。

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年5月29日(火)11時~

*日程が変更となりました

 

いずれも院外からの参加を歓迎します!

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆そして明日です!

第25回県央県北レジデントセミナー

平成30年5月24日(木)18:50~

水戸医療センター2F 地域医療研修センター

 

当院研修医が症例提示を行います!

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆感想やコメントは

Facebookページからお願いします!

https://www.facebook.com/mitosaiseikai/

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