臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
アクセス解析によると・・・
いつもブログを読んでいただき
有難うございます。
このアメブロにはアクセス解析という
機能があって、どの記事が何件読まれた
かが分かるのですが、この1週間をみると
最も読まれた記事は
でした。
載せたばかりの記事を多くの方に
読んでもらえて嬉しい限りです。
有難うございます。
では2番目に多かったのは何だと思います?
なんと2年前の記事
でした。
これは2年前の第14回水戸医学生セミナー
の時のJATEC関連の記事です。
他にも
とか、普段はあまり話題になることが無い
JATEC関連の記事が、長期にわたって
読まれています。
特に今回の第18回水戸医学生セミナーの
予告を始めてから増えているようです。
参加を決めてくれたあなたが
予習を始めたのか?
それとも以前参加してくれたあなたが、
復習のために読んでくれているのか?
などと編集長はいろいろ想像しています。
実際のところ、今回の水戸医学生セミナー
には過去の参加者も申し込んでくれている
方もいますが、そのうちの一人は
メディカルラリーに対してすごく気合の
入ったメールをくれました(笑)。
迎え撃つ救急科のスタッフも、
あっと言わせるようなシナリオを
考えていますのでどうぞお楽しみに。
過去の参加者の感想は
↓↓↓
・メディカルラリーは初めてだったが、
机上で学んだ知識を実際に活かすことの
難しさを感じた。
・初めてのラリーで、患者さんを助けられ
ませんでしたが、とても楽しかったです。
またリベンジしたいです。
・打ちのめされました・・・。
・実際の災害現場を模して体験することで、
いつかこの場を経験した時にしっかり
判断して適格な指示をできるように
したいです。
・知ることと実践することは、違うなぁ
と思った。
(第17回参加者)
・難しかったけれどとても勉強になり
ました。実際に動いてみる経験が
できて良かったです。
・現場に出たときに自分がどのような
問題に直面するのかを知るための
良い機会だった。
・ラリーでも、少しでも不安などがあると
適切な判断、処置を選択できないことが
よくわかったので、これからの勉学の
モチベーションにしたい。
・緊張性気胸の方を救命できてよかった
のですが、実際の現場でこの反省を
活かせるように一層勉強に励みたいです。
(第16回参加者)
詳細はこちらから
↓
http://www.mito-saisei.jp/index.html
水戸医学生セミナーは外傷を含めた
救急医療や身体診察を通した内科診断学、
言うなれば臨床における「動」と「静」を
学べる究極の「体験型セミナー」です。
現在参加者募集中です。
定員まであと3名となりました。
すぐにお申し込みください!
第18回水戸医学生セミナーの
申込みはこちらのメールから
↓
メールには
・お名前
・大学名および学年
・住所
・携帯電話(前日や当日の連絡先)
以上を必ずご記入ください。
お申し込み後は、自動返信メールが
送信されます。
追って担当者からご連絡します。
(編集長)
ステージ終了後のフィードバック
—–
メディカルラリーことはじめ
あなたはメディカルラリーを知って
いますか?
医学生のあなたはメディカルラリーなんて
聞いたことが無いかもしれませんが、
水戸医学生セミナーの参加者が一番
悔しがって、リベンジを心に誓う(笑)のが
このメディカルラリーです。
今では、救急科の先生たちや救急隊が
参加するメディカルラリーは国内各地で
行われています。
じつは、日本でのメディカルラリーは
2002年に開催された大阪の千里メディカル
ラリーが日本で最初のラリーでした。
なぜ日本国内でラリーが開催されるように
なったのか?
これには当院の前救命救急センター長である
須田先生が深く絡んでいます。
須田先生は、とっくに還暦を過ぎていて
救命救急センター長も現在のセンター長に
譲られました。でも、今日もドクターヘリに
乗っている筋金入りの救急医です。
何度かテレビでも紹介されたことがある
ので、もしかしたらご覧になった方も
いるかもしれません。
当初は麻酔科医として、その後は救急医
としてお仕事をされていましたが、海外で
メディカルラリーなるものがあると聞いて、
2001年に他の2人のドクターと参加しました。
そのラリーはメディカルラリーの元祖と
呼ばれるもので、今から20年前の
1997年からチェコで開催されている
「Rallye Rejviz(ラリー・レビー)」です。
須田先生らは、この大会に日本から初めて
参加したのですが、結果は散々なもの
だったそうです。
例えば車で指定された場所に行き、
そこで「あの建物の中で何かあるぞ」
と言われ、そのまま入った途端に銃で
撃たれてすぐにゲームオーバーになったり、
診断を付けることに気を取られ過ぎて
周りの状況が把握できず時間切れなど、
大会スタッフから
「何しに日本から来たんだ?」
と言われたそうです。
安全確認をしないで救急活動を始めては
ダメという基本が頭に無かったり、
院内の救急室と同じ感覚で野外での活動を
したりと、須田先生らはかなりショックを
受けたそうです。
でも、実際の車がひっくり返してあるなど、
町中がステージになっている臨調感
いっぱいのラリーは非常に楽しかった
そうです。
それから日本に帰ってきて、一緒に参加した
先生方と国内でラリーを開催したいと意見が
まとまり、翌年の千里メディカルラリー
開催に至ったという話です。
水戸医学生セミナーのメディカルラリー
では、当初は須田先生にシナリオを作って
いただいていました。ある意味、日本初の
メディカルラリーの流れをくむ由緒
正しい(?)メディカルラリーと言えます。
そして国内唯一の医学生限定メディカル
ラリーでもあります。
ぜひ、あなたもメディカルラリーに
挑戦してください!
過去の参加者の感想は
↓↓↓
・メディカルラリーは初めてだったが、
机上で学んだ知識を実際に活かすことの
難しさを感じた。
・初めてのラリーで、患者さんを助けられ
ませんでしたが、とても楽しかったです。
またリベンジしたいです。
・打ちのめされました・・・。
・実際の災害現場を模して体験することで、
いつかこの場を経験した時にしっかり
判断して適格な指示をできるように
したいです。
・知ることと実践することは、違うなぁ
と思った。
(第17回参加者)
・難しかったけれどとても勉強になり
ました。実際に動いてみる経験が
できて良かったです。
・現場に出たときに自分がどのような
問題に直面するのかを知るための
良い機会だった。
・ラリーでも、少しでも不安などがあると
適切な判断、処置を選択できないことが
よくわかったので、これからの勉学の
モチベーションにしたい。
・緊張性気胸の方を救命できてよかった
のですが、実際の現場でこの反省を
活かせるように一層勉強に励みたいです。
(第16回参加者)
詳細はこちらから
↓
http://www.mito-saisei.jp/index.html
水戸医学生セミナーは外傷を含めた
救急医療や身体診察を通した内科診断学、
言うなれば臨床における「動」と「静」を
学べる究極の「体験型セミナー」です。
現在参加者募集中です。
定員まであと4名となりました。
すぐにお申し込みください!
第18回水戸医学生セミナーの
申込みはこちらのメールから
↓
メールには
・お名前
・大学名および学年
・住所
・携帯電話(前日や当日の連絡先)
以上を必ずご記入ください。
お申し込み後は、自動返信メールが
送信されます。
追って担当者からご連絡します。
(編集長)
第16回セミナーの一コマ
—–
【本日より受付開始】 第18回水戸医学生セミナー
お待たせしました!
お知らせしていた第18回水戸医学生セミナー
の募集を開始します。
この水戸医学生セミナーは、水戸済生会
総合病院と水戸協同病院との共催で、
9年前から年2回のペースで開催している
究極の「体験型セミナー」です。
大学の授業では体験できない、内科と
救急のエッセンスを盛り込んだ「水戸医学生
セミナー」は、全国の大学からのべ150名
以上の医学生に参加いただいており、
リピーター参加者もいるなど、あなたにも
満足してもらえること間違いなしです!
内容は内科における鑑別疾患をベッド
サイドでじっくり考えてもらうことと、
救急における迅速な初期対応の重要性を
理解してもらうメディカルラリーで構成
されています。
内科については水戸協同病院総合診療科
スタッフが、救急については水戸済生会病院
救急科スタッフが中心となって両病院の
研修医とともに皆さんをサポートします!
開催要項
【日程】
平成30年7月27日(金)、28日(土) 1泊2日
【場所】
水戸済生会病院と水戸協同病院
宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定
【対象】
全国の医学部 4、5、6年生 計12名
【内容】
1日目
午前:水戸済生会総合病院でのICLSおよび
JATEC、MCLS講習
午後:水戸協同病院での内科ラウンド、症例
検討会
2日目
午前:水戸済生会総合病院でのミニ
メディカルラリー
午後:セミナーのまとめ、閉会式
【費用】
宿泊費およびセミナー中の食事は当方で
負担しますが、当院までの往復の交通費は
各自でご負担ください。
今回も参加者特典を準備しました!
何枚あっても困らない、水戸済生会の
オリジナルスクラブをプレゼントします!!
さらに平成30年5月31日(水)の24時までに
お申し込みいただいた方には、期間限定で
特別にスクラブにあなたの名前を刺繡で
お入れします!
なお定員になり次第締め切らせて
いただきますので、どうぞお急ぎください。
第18回水戸医学生セミナーの申込みは
メールでお願いします!
メールアドレスはこちら
↓
メールには
・お名前
・大学名および学年
・住所
・携帯電話(前日や当日の連絡先)
以上を必ずご記入ください。
お申し込み後は、自動返信メールが
送信されます。
追って担当者からご連絡します。
参加した医学生の感想は・・・・
・1日目の講習で勉強したことを、メディ
カルラリーで実際に体を使って体験する
形式は、とても頭に入りやすかったです。
・多くのスタッフの方のお陰で、大変実践的
なシーンでの医療を体験することが
できました。とても難しかったですが、
経験したことが全て脳裏に刻まれました。
・普段の実習ではやらないような身体所見を
じっくりと鑑別を考えるという機会で、
とても楽しく勉強になりました。先生方
からのFeedbackがすばらしかったです。
・身体診察だけで分かることがたくさんある
ことを実感できた。
(第17回参加者)
・(水戸協同病院でのPhysical examination
roundで)自分が如何に病態~症状
~検査、所見の結びつかない勉強を
しているか痛感しました。
・非常にわかりやすい、また内容の濃い
2日間となり、大変うれしく思って
います。ありがとうございました。
・実際に動きながら考えることの難しさを
感じました。頭も体も同時に動かせるよう
シミュレーションをすることの重要性を
感じることができました。
・難しかったけれどとても勉強になり
ました。実際に動いてみる経験ができて
良かったです。
・現場に出たときに自分がどのような問題に
直面するのかを知るための良い機会
だった。
(第16回参加者)
あなたの参加をお待ちしています!
第18回水戸医学生セミナーへの
お申し込みはこちらのメールへ!
↓
—–
【明日から募集開始】 第18回水戸医学生セミナー
お知らせしてきた第18回水戸医学生セミナー
の募集を明日から開始します。
JATECやMCLSのエッセンスを学んで
2日目のメディカルラリーにぜひ挑戦
してください。
また、水戸協同病院でのPhysical
examination roundは検査データや画像に
頼りがちなあなたにとって、強烈な印象を
残すこと間違いなしです。
開催要項
【日程】
平成30年7月27日(金)、28日(土) 1泊2日
【場所】
水戸済生会病院と水戸協同病院
宿泊は水戸市内のビジネスホテルを予定
【対象】
全国の医学部 4、5、6年生 計12名
【内容】
1日目
午前:水戸済生会総合病院でのICLSおよび
JATEC、MCLS講習
午後:水戸協同病院での内科ラウンド、症例
検討会
2日目
午前:水戸済生会総合病院でのミニメディ
カルラリー
午後:セミナーのまとめ、閉会式
【費用】
宿泊費およびセミナー中の食事は当方で
負担しますが、当院までの往復の交通費は
各自でご負担ください。
今回も特典を用意しています。
明日のブログ、病院HPをお待ちください!
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆5月は徳田安春先生です!
おなじみの徳田先生のカンファ
昨年度は4回もお越しいただきました。
今年度第1回目が下記日程で開催されます。
平成30年5月29日(火)11時~
*日程が変更となりました
いずれも院外からの参加を歓迎します!
参加を希望される方はこちらにご連絡ください!
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆そして明日です!
第25回県央県北レジデントセミナー
平成30年5月24日(木)18:50~
水戸医療センター2F 地域医療研修センター
当院研修医が症例提示を行います!
◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
—–
どこまで分かるか、やったことはありますか?
病棟からコールがあって、「患者さんが
急におなかを痛がっています」
あなたは他の患者さんの対応で
手が離せず、とりあえずCTを
撮ることにしました。
でも、腹腔内にフリーエアはない。
膵臓も大丈夫そう。
腸間膜脂肪織の異常も見当たらない。
胆嚢も腫大していない。
虫垂も腫大していなさそう。
自信はないけど、大きな見落としは
していないはず。
あとから患者さんのところに行って
みたら、患者さんはそんなに具合悪く
なさそう。
腹部の身体診察も、明らかな異常は
なく、よくよく聞くと剣状突起のところを
押すと痛いので、気になって看護師さんに
言っただけとのこと。
身体診察をしておけば、わざわざ
CTを取る必要はなかったのに・・・。
あなたには似たような経験はないですか?
あなたも知っている通り、身体診察で
全ての診断ができる訳ではありませんが、
鑑別診断をかなり絞り込めます。
検査の手間やノイズに振り回されること
なく診断に最短でアプローチできる
必須のスキルです。
水戸医学生セミナーの1日目に水戸協同病院
で行われるPhysical examination roundは
実際に入院している患者さんに協力して
いただき、ごく簡単な患者情報のみを
与えられる以外は、身体診察のみで
診断を考えるというものです。
(診察に向かう前、緊張しながら説明を聞きます)
五感をフルに使って真剣に身体診察に
取り組み、身体診察後の詳細なフィード
バックを受けると、もう一度ベッドサイドに
行ってみたくなるはずです。
あなたは身体診察のみでどこまで診断に
迫れるのか?ぜひ挑戦してみて下さい。
第18回目となる水戸医学生セミナーの
募集を、いよいよ5月24日から開始します。
このブログを見逃さないように
ご注意ください。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆5月は徳田安春先生です!
おなじみの徳田先生のカンファ
昨年度は4回もお越しいただきました。
今年度第1回目が下記日程で開催されます。
平成30年5月29日(火)11時~
*日程が変更となりました
いずれも院外からの参加を歓迎します!
参加を希望される方はこちらにご連絡ください!
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆そして・・・、
第25回県央県北レジデントセミナー
平成30年5月24日(木)18:50~
水戸医療センター2F 地域医療研修センター
当院研修医が症例提示を行います!
◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
—–
その時、あなたは何が出来るでしょう?
これは実際に編集長が経験したことです。
それはあの東日本大震災の時のこと。
震災の影響でERに搬送されてきた
患者さんがいました。
すでに心肺停止状態。編集長も加わって、
いつも通りに蘇生をしていました。
でも心拍は再開しない・・・。
その時、救急科の先生が
「この患者さんは黒とします!」
とスタッフみんなの前で宣言しました。
「黒!?」
黒とは、トリアージして亡くなっている人、
蘇生できる見込みがない人を黒と
判定します。
それ以上の治療やめて、災害現場で
限られた医療資源を他の傷病者に
振り分けるためのものです。
黒と宣言されて、編集長は初めて
災害現場にいることを実感しました。
もちろんトリアージで黒、赤、黄、緑
があることは知っていました。
でも、自分の目の前にいる患者さんが
黒と判定にされるなんて
正直考えてもいませんでしたし、
自分で黒と判定できる勇気も
ありませんでした。
でも考えてみて下さい。
大規模災害や多数の傷病者がでる事件や
事故が発生すると、使える医療資源は
限られます。
通常の医療とは全く異なり、
人も薬剤も限られ、災害で停電となれば
採血だけでなく、レントゲンやCTなど
検査も十分に出来ません。
そんな状況で多数傷病者を
どうコントロールするのか?
多数傷病者を受け入れる病院は
どうすればいいのか?
少ない医療資源をどのように有効に
使えばいいのか?
あなたも、そんな状況に遭遇しない
という保証はありません。
もし、そこに居合わせたら、
あなたは何が出来るでしょう?
水戸医学生セミナーでは東日本大震災を
経験してから、大規模災害や多重事故など、
多数傷病者への対応標準化トレーニング
コース(MCLS:Mass Casualty Life
Support)についても扱うように
なりました。
MCLSで扱う領域について大学で
取り上げられることは、まずありません。
それは、多数傷病者がいる場合は
通常の臨床とは全く異なるからです。
日常臨床からスイッチを切り替える
必要があります。
非日常の状況で、自分はどうすべきかを
知っておくことで、落ち着いて行動
できるようになります。
水戸医学生セミナーでは、そんな現場での
対応を学び、体験することが出来ます。
「その時」に備えて、あなたもMCLSを
ぜひ身に付けてください。
第18回目となる水戸医学生セミナーの
募集がもうすぐ始まります。
今回も特典があるので、見逃さないように
ご注意ください。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆5月は徳田安春先生です!
おなじみの徳田先生のカンファ
昨年度は4回もお越しいただきました。
今年度第1回目が下記日程で開催されます。
平成30年5月29日(火)11時~
*日程が変更となりました
いずれも院外からの参加を歓迎します!
参加を希望される方はこちらにご連絡ください!
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆そして・・・、
第25回県央県北レジデントセミナー
平成30年5月24日(木)18:50~
水戸医療センター2F 地域医療研修センター
当院研修医が症例提示を行います!
◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
—–
ちょっと想像してみて下さい・・・
研修医になって2か月目になりました。
何度かER当直もして、内科系の患者も、
小児科の症例も、そして骨折などの
ちょっとした外傷の症例も経験したかも
しれません。
まだ言われたことしかできないけど、
なんとか毎回こなせるようになってきました。
医学生のあなたも、来年の今頃は
きっとこんな状況になっているはずです。
でも、ちょっと想像してみてください。
もし、あなたがER当直をしている時に
多発外傷患者が搬送されて来たら・・・。
しかも3人同時に搬送されて来たら・・・。
何から手を付けたらよいのか?
最初に何をすべきなのか?
あなたは準備が出来ていますか?
あなたが研修医となって当直をする
ようになると、考えている以上に
外傷患者が受診します。
多くは軽傷かもしれません。
でも、交通事故など重傷多発外傷も
搬送されてきます。
こんな時どうするか?
看護師さんたちに、どう動いて
もらったらいいのか?
あなたは考えたことがありますか?
こんな時に役に立つのがJATECです。
JATECはJapan Advanced Trauma
Evaluation and Careのことで
外傷患者への初期対応を定めた、
言ってみればACLSの外傷版です。
JATECを知っていれば、当直中に
重傷多発外傷患者が搬送されて来ても、
慌てることなく初期評価・初期対応が
出来るようになります。
もちろん看護師さんにも、うまく仕事を
お願いすることが出来ます。
少なくとも外科医や上級医が来てくれる
までの場をつなぐことができます。
ところが、JATECを受講しようと思っても、
定員が少なく開催も限られており、
何より受講料が高いので、あなたが
受講するにはハードルが高すぎます。
でもご安心ください。
JATECのエッセンスを当院で
学ぶことが出来ます。
9年前から年2回のペースで開催している
水戸医学生セミナーでは、第1回目から
このJATECのエッセンスを講習に
取り入れています。
座学だけでなく、2日目に行われる
メディカルラリーで実践することで、
確実に理解が深まります。
もちろん正式なコースではありませんが、
外傷の初期対応について基本を知っている
だけで、落ち着いて行動できるように
なります。研修医として働き始めると、
身に付けてよかったと実感できるでしょう。
そんなJATECのエッセンスを学べる
水戸医学生セミナーの募集がもうすぐ
始まります。特典もあるので、
見逃さないようにご注意ください。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆5月は徳田安春先生です!
おなじみの徳田先生のカンファ
昨年度は4回もお越しいただきました。
今年度第1回目が下記日程で開催されます。
平成30年5月29日(火)11時~
*日程が変更となりました
いずれも院外からの参加を歓迎します!
参加を希望される方はこちらにご連絡ください!
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆そして・・・、
第25回県央県北レジデントセミナー
平成30年5月24日(木)18:50~
水戸医療センター2F 地域医療研修センター
当院研修医が症例提示を行います!
◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
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—–
FDEIAって何?・・水戸医学生セミナーより
第17回水戸医学生セミナーから、
イイところを紹介します。
2日目に行われるメディカルラリーには、
毎回新しいシナリオが使われています。
時事ネタを入れたり、研修医がERで
経験した症例を組み込んだりと、
バラエティに富んでいます。
シナリオは秘伝中の秘伝なので
こればかりは公開できませんが
シナリオで取り上げられた疾患を
紹介します。
今回取り上げられたのはFDEIA
(Food-Dependent Exercise-Induced
Anaphylaxis)
日本語では食物依存性運動誘発
アナフィラキシーです。
特徴をまとめると
・IgE依存性で食物アレルギーの特殊型に
分類される
・好発初発年齢は中学・高校生から青年期
・学童、生徒におけるFDEIA の有病率は
0.0085%(約12,000 人に1 人)の頻度で、
男児に多い。
Aihara Y, et al. J Allergy Clin Immunol 2001; 108: 1035-9.
・食後4時間以内の運動で発症する
ことが多い
・原因食物は小麦製品と甲殻類が大部分
・NSAIDsや食品添加物(サリチル酸
化合物)、アルコール飲料や入浴で
症状が増強する
・原因食物を摂取しなければ運動は可能
(つまり、必ずしも運動を全面禁止にする
必要はない)
(参考文献)
日本アレルギー学会アナフィラキシーガイドライン2014
日本小児アレルギー学会食物アレルギー診療ガイドライン2016
救急の現場に限らず臨床では、いきなり
難易度の高い疾患、レアな疾患に遭遇
しますから、しっかり勉強してくださいね。
(編集長)
FDEIAの患者さんを診察中
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
春の合同病院説明会のご案内
春休みに病院説明会が開催されます。
当院も参加しますので、ぜひブースに
お越しください!
明日開催です!
レジナビフェアスプリング2018東京
日時:平成30年3月18日(日)午前10時~午後5時
場所:東京ビックサイト 西1ホール
詳細はこちら
↓
https://www.residentnavi.com/rnfair/ts180318
◆春休みを利用して、当院へ病院見学に
来ませんか?
当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?
どんな生活を送っているのか?
あなたの目で確かめてみてください。
病院見学に興味のある方、
参加してみたい方こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆感想やコメントはFacebookページから
お願いします!
↓
https://www.facebook.com/mitosaiseikai/
—–
高アンモニア血症の原因? 水戸医学生セミナーより
先日開催された第17回水戸医学生セミナー
から、イイところを紹介します。
今回は1日目の午後に水戸協同病院で
行われたケースカンファからです。
水戸協同病院では、初めにPhysical
examination roundを行いました。
これは実際の患者さんを、ベッドサイドで
問診なしの身体診察を行わせてもらい、
鑑別診断を考えていくというものです。
3名の患者さんに協力いただき、参加者は
一生懸命診察をしていました。さらに電子
聴診器を用いて聴診所見のクイズも
ありました。
これが終わると橋本先生による
「水戸協流 ケースカンファ」です。
前回も紹介しましたが、橋本先生は卒後
4年目ですが、第10回の医学生セミナーに
参加してくれた先生です。
提示したのは意識障害で受診した症例
でしたが、まるでERで診察しているような
感じで、各グループが知りたい情報を
橋本先生に問診しながら進めていく
のですが、先生は患者の家族役を熱演?
してくれました。
答えから言うと、意識障害の原因として
高アンモニア血症が関与していることが
分かりました。
でも問題は、なぜ高アンモニア血症に
なったのか??です。
高アンモニア血症を来す原因には
・先天代謝異常(尿素サイクル異常症)
・肝性脳症
・門脈・体循環シャント
・ウレアーゼ産生菌による尿路感染症
実は以前のセミナーでウレアーゼ産生菌
による尿路感染から高アンモニア血症で
意識障害に至った症例があったので、
もしかして2回目?と編集長は思ってしまい
ましたが、今回は門脈・体循環シャントが
原因で、カテーテルによる塞栓術も非常に
上手くいったケースでした。
いつもながら勉強になるケースカンファ
でした。
参加者の感想は
・普段の実習ではやらないような身体所見を
じっくりと鑑別を考えるという機会で、
とても楽しく勉強になりました。先生方
からのFeedbackがすばらしかったです。
・身体診察だけで分かることがたくさんある
ことを実感できた。
・もっと水戸協のレクチャー&実践があった
方がよかった。
・みんな身体診察だけで病名が分かっていて
ほんとにすごいと思った。
などなど、新しい発見があったようです。
次回も第17回水戸医学生セミナーの
イイところを紹介します。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
春の合同病院説明会のご案内
春休みに病院説明会が開催されます。
当院も参加しますので、ぜひブースに
お越しください!
茨城県臨床研修病院合同説明会
日時:平成30年3月11日(日) 午後1時~午後5時
場所:イーアスつくば 2Fイーアスホール
詳細はこちら
↓
http://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/jinzai/ishikakuho/isei/ishikakuho/mstudent/godosetsumeikai.html
レジナビフェアスプリング2018東京
日時:平成30年3月18日(日)午前10時~午後5時
場所:東京ビックサイト 西1ホール
詳細はこちら
↓
https://www.residentnavi.com/rnfair/ts180318
◆春休みを利用して、当院へ病院見学に
来ませんか?
当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?
どんな生活を送っているのか?
あなたの目で確かめてみてください。
病院見学に興味のある方、
参加してみたい方こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆感想やコメントはFacebookページから
お願いします!
↓
https://www.facebook.com/mitosaiseikai/
—–
定員オーバーの13名! 第17回水戸医学生セミナー報告
2月24日と25日に第17回水戸医学生セミナー
を開催しました。
今回もリピーターはもちろんのこと、久留米
大学や島根大学、富山大学、杏林大学から
初めて参加していただくなど、定員を超える
13名が参加してくれました。
また、前回同様に筑波記念病院の初期
研修医4名も参戦してくれました。
(なんだか参加者が全国に広がってくれて
編集長は嬉しい限りでした)
いつものように1日目は午前中にBLS、ALS、
JATEC、MCLSの講習と実技を行いました。
今回の講師役はJ2の弓田先生と藤沼先生。
もうすぐ3年目になるので、講師役も落ち
着いたものでした。
講習風景
午後は当院のヘリポートでドクターヘリを
見学してから水戸協同病院に移動するはず
だったのですが、あいにくドクターヘリは
出動していて見学できませんでした
(ぜひ次回も参加してくださいね)。
水戸協同病院では、実際に入院している
患者さんにご協力いただき、ベッドサイドで
Physical examination roundを行いました。
ベッドサイドに続いてフィードバックを
受けた後は、協同病院の橋本先生による
水戸協流ケースカンファでした。
橋本先生は卒後4年目ですが、じつは
第10回の医学生セミナーに参加して
くれています。そんな橋本先生の実に
教育的なケースカンファで濃密な1日を
終えました(もちろん、その後は参加者と
研修医とでドリンク付きの夜の作戦会議
でした♡)。
橋本先生のケースカンファ
2日目のメディカルラリーは、かなり難易度
の高いシナリオでした。以前にも紹介
しましたが、春の医学生セミナーでは卒業
作品(?)としてシナリオをJ2が作って
います。彼らの経験症例に基づいた
シナリオなので、それだけタフな経験を
してきたのか、単なる意地悪なのか・・・。
セミナーの内容はまたブログで紹介して
いきますので、お楽しみに。
(編集長)
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春の合同病院説明会のご案内
春休みに病院説明会が開催されます。
当院も参加しますので、ぜひブースに
お越しください!
茨城県臨床研修病院合同説明会
日時:平成30年3月11日(日) 午後1時~午後5時
場所:イーアスつくば 2Fイーアスホール
詳細はこちら
↓
http://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/jinzai/ishikakuho/isei/ishikakuho/mstudent/godosetsumeikai.html
レジナビフェアスプリング2018東京
日時:平成30年3月18日(日)午前10時~午後5時
場所:東京ビックサイト 西1ホール
詳細はこちら
↓
https://www.residentnavi.com/rnfair/ts180318
◆春休みを利用して、当院へ病院見学に
来ませんか?
当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?
どんな生活を送っているのか?
あなたの目で確かめてみてください。
病院見学に興味のある方、
参加してみたい方こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆感想やコメントはFacebookページから
お願いします!
↓
https://www.facebook.com/mitosaiseikai/
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