臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

【お知らせ】ピーター・バーネット先生の教育回診

2018.10.11
カテゴリー: バーネット先生

水戸地区の研修病院では、

共同で外国人医師を招聘し、

研修医向けの教育回診を行っています。

 

その中でも、もう何年にも渡って

お越しいただいているのが

バーネット先生です。

 

バーネット先生はニューメキシコ大学医学部

臨床医学准教授で、行動科学、家庭医療、

老年科をはじめ幅広い分野に習熟しておられ、

特にコミュニケーションに関わるテーマで

全米の医師を対象としたワークショップを

開催するなど活躍しています。日本にも

なじみ深く、全国各地で若い医師らの育成に

携わっていらっしゃいます。

 

そのバーネット先生の教育回診が始まります。

今年は11月5日から水戸地区の各病院で

教育回診が始まりますが、当院へは

下記日程でお越しいただく予定です。

 

2018年11月12日(月), 13日(火)

両日とも午前10時~

 

医療コミュニケーションは日常臨床で

必要性は実感しているものの、

なかなか学ぶ機会が少ないテーマです。

当院ではバーネット先生の教育回診の際に

症例検討だけでなく、毎回のように

医療コミュニケーションをテーマとした

セッションを企画しています。

 

 

ちなみに前回は2017年1月に

お越しいただきました。でもその時は

編集長がインフルエンザで出勤停止に

なるという事件がありましたが、

他の研修医たちが盛り上げてくれたので、

バーネット先生が帰国してから

お褒めのメールをいただきました。

 

そんなバーネット先生の教育回診に

あなたも参加してみませんか?

院外からの参加も歓迎します。

半日だけの参加もOKですので

ご希望の方はご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html

(編集長)

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◆第3回

水戸医学生“小児科”セミナー 

小児救急はこわくない

~こども達の未来を救おう~

 

2018年12月15日(土)

当院で開催します!詳細はこちらから!!

http://www.mito-saisei.jp/resident/resident.html

 

お早目にお申し込みください!

 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

 

◆感想やコメントは

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【御礼】 404回達成!

2018.10.09
カテゴリー: 初期研修

ブログ読者のみなさま

 

日頃からこのブログを

ご覧いただき有難うございます。

2016年5月からこのブログを始めて、

今回で404回目となりました。

ホントは400回目で

この記事を書こうと

思っていたのですが、

いつの間にか過ぎていました。

 

そういえは、300回記念も

気づいたら過ぎていて

306回目に御礼の記事を

アップした記憶があります(笑)。

 

このところの傾向ですが、

毎回アップする記事も多くの方に

読まれていますが、1年前や

2年前の記事も長く読まれて

いるものがあります。

長く読まれている記事があるのは

本当に有難いことです。

改めて御礼申し上げます。

 

これからの季節は、当院研修医にとっても

いろいろとイベントが続く季節です。

10月はこどもメディカルラリーや

水戸漫遊マラソン、そして

徳田先生のカンファが、

 

11月は県央県北レジデントセミナーに

松永先生の感染症カンファや

バーネット先生の教育回診も

予定されています。

 

そして12月は水戸医学生“小児科”

セミナーなど。

 

このブログでも引き続き紹介していきます。

 

これからもあなたに役立つように、

そして当院の研修をもっと知って

もらえるように、このブログを

続けていきたいと思いますので

どうぞ宜しくお願い致します。 

                               (編集長)

 

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◆第3回

水戸医学生“小児科”セミナー 

小児救急はこわくない

~こども達の未来を救おう~

 

2018年12月15日(土)

当院で開催します!詳細はこちらから!!

http://www.mito-saisei.jp/resident/resident.html

 

お早目にお申し込みください!

 

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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【募集開始】第3回水戸医学生“小児科”セミナー 

2018.10.06

お待たせしました! 

ご案内してきた

第3回水戸医学生“小児科”セミナー

の参加受付を開始します!

 

県立こども病院と隣接し、

総合母子周産期医療センターを

有する当院の強みを生かし、

小児医療に関心のある医学生を対象に

メディカルラリーを含んだ

参加型セミナーを開催します。

 

内容は・・・・

小児救急の基本となるPALSのエッセンスと

小児科領域でのClinical pearl満載の症例検討、

そして最先端のトピックも登場します。

 

開催要項

日時:

平成30年12月15日(土) 

9:00~17:30(受付は8:30~)

 

場所:

水戸済生会総合病院、

茨城県立こども病院

 

対象:

小児医療に関心のある全国の医学生

12名

*学年は問いません

*定員になり次第締め切ります

 

費用:

無料

*昼食も準備いたします

*当院までの交通費はご負担ください

 

お申し込みは、病院HPまたは

下記メールアドレスからお願いします。

どうぞお早目にお申し込みください!

 

病院HPはこちら

 

メールはこちら

entry@mito-saisei.jp

 

メールには

・お名前

・大学名および学年

・住所

・携帯電話(前日や当日の連絡先)

以上を必ずご記入ください。

 

そして、「ブログを見ました!」

と必ずご記入下さい。

 

お申し込み後は、自動返信メールが

送信されます。追って担当者から

ご連絡します。

 

さらに、

10月20日 24時まで

お申し込みいただいた方には

早期申し込み特典として

ネーム入りの当院オリジナルスクラブ

をプレゼントします。

 

今すぐお申し込みください! 

(編集長)

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第3回水戸医学生“小児科”セミナー 開催予告

2018.10.04

お待たせしました! 

昨年第2回目を開催して好評だった

水戸医学生‘小児科’セミナー

今年も開催します!

 

県立こども病院と隣接し、

総合母子周産期医療センターを

有する当院の強みを生かし、

小児医療に関心のある医学生を対象に

メディカルラリーを含んだ

参加型セミナーを開催します。

 

内容は・・・・、

小児救急の基本となるPALSの

エッセンスを詰め込みました。

もちろん公式のコースではありませんが、

このコースを受講することであなたは・・・、

 

・小児救急の基本を理解できます

・救急外来での対応に不安が減ります

・小児科病棟での急変にも対応できる

 ようになります

 

さらに、小児科領域でのClinical pearl

満載の症例検討や最先端のトピックも

登場します。

 

コースディレクターは菊地斉先生

菊地先生は小児科医として

こども病院に勤務したのち、

成人救急にも範囲を広げて、

現在は当院の救命救急センターの

副センター長として

今日もドクターヘリやドクターカーで

活躍している先生です。

 

他にもこども病院の後期研修医やスタッフ、

そして水戸済生会の研修医たちが

あなたをサポートします。

水戸医学生セミナーとは異なり

1日のみのセミナーとなりますが、

小児医療に興味のあるあなたには、

間違いなく充実した1日になることでしょう。

 

開催日程は下記の通りですが

募集開始はもうすぐです。

昨年は満員御礼となったセミナーですので

どうか見逃さないようにご注意ください。

 

日時:

平成30年12月15日(土) 

9:00~17:30(受付は8:30~)

 

場所:

水戸済生会総合病院、

茨城県立こども病院

 

対象:

小児医療に関心のある全国の医学生

12名

*学年は問いません

*定員になり次第締め切ります

 

費用:

無料

*昼食も準備いたします

*当院までの交通費はご負担ください

(編集長)

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◆病院見学や、

その他のご質問・お問い合わせは

こちらからご連絡ください。

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想像してみて下さい。搬送患者の中に子どもがいたら・・・

2018.10.02

ちょっと想像してみてください。

 

研修医になって半年が過ぎました。

あなたはもうJATECを学んで

外傷患者の初期評価が出来ます。

複数の傷病者がいても、

トリアージが出来ます。

 

そんなあなたがER当直をしている時に

交通外傷患者が搬送されてきました。

普通なら落ち着いて対応できるはずです。

でも、搬送患者の中に同乗していた

子どもがいたら・・・。

 

もし、それが2歳の子どもだったらどうでしょう?

もし、生後8か月の子どもだったらどうでしょう?

小児科医がいない状況で、

あなたはどう対処しますか?

 

そんな時に役立つのが

PALS(Periatric Advanced Life Support)です。

 

小児版のACLSと言えるPALSは、

小児救急の基本となります。

 

これを身に付けることで

例えERに重症の子どもが現れても

慌てず対応できるようになります。

適切に小児科医につなげることが出来ます。

 

そのPALSのエッセンスが学べるコースが

水戸医学生‘小児科’セミナーです。

 

さらにPALSだけでなく、

Clinical pearl満載の症例検討や

メディカルラリーなど、

小児医療に関心のあるあなたにとって

間違いなく充実した1日となります。

 

昨年に引き続き、今年も開催することが

決まりました。詳細は近日中に

ご案内しますので、このブログを

見逃さないようにご注意ください! 

 (編集長)

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CPC開催

2018.09.29
カテゴリー: 初期研修

先日、CPCが開催されました。

当院には水戸市医師会病棟検討会

という地域の先生方にも参加いただく

検討会を毎月開催しています。

その歴史は長く270回を超えています。

そのなかでCPCを年に数回行っています。

 

ちなみにCPCとはClinico-pathological 

conference の略で、日本語では

臨床病理検討会と呼ばれます。

 

ご存知かもしれませんが、CPCは

初期研修中の必須項目となっており、

毎回初期研修医がスライド作りや

症例提示を行います。

 

今回は1年目の研修医が二人が

症例提示を行いました。

 

1例目は植え込み型除細動器(ICD)が

植え込まれている症例、

もう1例は新生児症例でした。

 

当院のCPCは他院と違った特徴があり、

その一つが癌症例よりも循環器疾患の

症例が多いこと、そしてもう一つが

新生児の剖検例があることです。

 

今回の新生児症例も

羊水過多しか異常がなく、

胎児エコーなどでも診断できなかった

非常にレアなケースだそうです。

 

いくら画像診断が進んだとはいえ、

剖検や病理と臨床経過を突き合わせると、

新たな発見があります。

 

また、似たような状況に遭遇した時

次はどう対応すべきかをじっくり

考えおく必要があります。

そういった点でCPCは非常に貴重な

学びの場になっています。

 

当院では剖検の際に研修医にも

助手として参加してもらっています。

機会があれば、是非とも自分の目で

見てください。

(編集長)

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仕事の進め方

2018.09.27
カテゴリー: 初期研修

仕事を始めて半年が過ぎようと

しています。あっという間だったと

思いますが、病棟や当直の仕事にも

だいぶ慣れてきたと思います。

 

でも慣れたとは言っても、色々と

やらなければいけない仕事があり、

しかもPHSがかかってきて仕事が

中断されてしまいます。

 

どれから先に片付けるべきか?

あなたは意識したことがありますか?

 

やらなければいけない仕事を

下の図のように4つのカテゴリーに

分けた時、あなたは最初にどの

カテゴリーの仕事に取り組みますか?

考えてみてください。

 

 

最初はⅠのカテゴリーを選びますよね。

まあこれには異論はないですよね。

 

では2番目に取り組む仕事は何でしょう?

また考えてみてください。

  

たいていの人はⅢのカテゴリーと答えます。

でも、具体的な仕事を想像してみてください。

 

研修医の仕事でⅢのカテゴリーに

入るのは・・・、例えば退院直前になって

退院指示を書いてくれと看護師さんに

言われるとか、夕方になって翌日の

点滴の指示を出してくれと看護師さんから

電話がかかってくるとか

(もちろん点滴指示が重要ではないという

議論をするつもりはありません)。

 

では、カテゴリーⅡに入る仕事は・・・、

例えば学会の発表とか抄読会の当番、

専門医試験に向けてのお勉強が

相当すると思います。

 

ところが、学会発表の準備が前日まで

終わっていないとか、明日の抄読会の

準備が出来ていない、と言っても

許してもらえませんよね。

専門医試験も勉強していなければ

落ちるだけです。

 

そう、油断していると緊急度も重要度も

高いⅠのカテゴリーに移ってしまいますね。

 

当たり前ですが、学会や抄読会、試験の

準備をちゃんとしていれば、

カテゴリーⅡからⅠの事案にならずに

済むわけです。

 

つまりカテゴリーⅡの仕事を上手く

処理して、カテゴリーⅠの事案に

ならないようにしておく。

これが仕事を進めていくコツです。

 

これは目先の仕事に限ったことでは

ありません。あなたのキャリア形成を

考えた場合も当てはまります。

 

将来、どの診療科に進むか?

専門医資格などを、いつ取得するのか?

といったキャリア形成から見た場合に

重要なことがカテゴリーⅡに相当します。

それを意識して勉強したり、症例を

経験したり、施設基準や学会入会期間が

関係するなら、それも考慮する必要が

出てきます。

 

じつは、このネタは「7つの習慣」という

本の中にある「時間管理のマトリックス」

からいただいたものです。

 

この本はかなり有名なので、もしかしたら

読んだことがある人もいるかもしれません。

たいていの本屋に行くとビジネス書の

コーナーに置いてあるロングセラーです。

ビジネス書というよりも、もっと人生に

役に立つ本だと思いますので、読んで

みることをお勧めします。

(編集長)

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◆当院の内科専門医プログラム説明会

 平成30年9月27日 19時~

  当院 3階第一会議室

 

参加をご希望の方はこちらからご連絡ください

 ↓

 http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは

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PICC講習会

2018.09.25
カテゴリー: 初期研修

先日、研修医向けに院内でPICC講習会を

開催しました。

 

PICCとは末梢挿入中心静脈カテーテル

(peripherally inserted central catheter)

のことで、「ピック」と呼ばれています。

 

CVカテーテル(中心静脈カテーテル)は

頸静脈や鎖骨下静脈、大腿静脈から

挿入します。

 

一方、PICCは主に肘の静脈(尺側皮静脈、

橈側皮静脈、肘正中皮静脈など)を

穿刺して、上大静脈までカテーテルを

挿入します。メリットは気胸や血胸などの

合併症が起こらないため挿入時の

安全性が高いことです。デメリットは

肘を曲げることにより滴下状態が変動

すること、静脈炎の発生頻度が比較的

高いことでしょうか。

 

当院にはPICCを挿入できるNP(診療看護師)

がいるので、日常診療では研修医たちは

NPに教わりながらPICC挿入を行っています。

エコーガイドで穿刺するのですが、

CVに比べると径の小さい静脈なので

練習が必要です。そのため院内で

シュミレーターを用いての講習会を

開催しました。

 

どんな手技もそうですが、

準備と繰り返し練習することが大事です。

 

患者さんを前にして何をやっていいのか

分からない、なんてことがないように

しましょう。

(編集長)

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◆当院の内科専門医プログラム説明会

 平成30年9月27日 19時~

  当院 3階第一会議室

 

参加をご希望の方はこちらからご連絡ください

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水戸済生会の専門研修・・・消化器内科

2018.09.22
カテゴリー: 後期研修

【はじめに】

当院は水戸市に所在していますが、

市内で消化器内科が24時間対応可能な

総合病院は当院のみです。

 

そのため当科は水戸市から医療難民を

出すことがないよう、また県央県北地区の

腹部診療を我々が支えていくという

強い想いと自負を持ち、日々診療レベル

向上に努めています。

 

【当科における診療について】

当科は消化器内科のカバーする

ほぼすべての治療手技を科内で担当して

います。内視鏡はもちろんのこと、RFA、

PTGBD、PTBDをはじめとした経皮治療、

TACEなどの血管内治療も当科で行います。

さらに内視鏡的に止血困難な消化管出血

(憩室出血や術後出血など)は血管内治療

グループと共に治療にあたっています。

 

内視鏡はオリンパス社とフジフィルム社の

両方の拡大内視鏡および経鼻内視鏡があり、

それぞれの特徴にあわせて内視鏡を

選択し検査治療できます。特に消化器

内科で内視鏡治療を修得したいあなたなら

二つのクセの異なる内視鏡を使うことで、

応用力の高い技術が身につけられます。

また、内視鏡治療で必須となるコンベックス

型超音波内視鏡を用いたEUS下穿刺手技

も修得できます。

 

また当科は他院で敬遠されがちな

IBD診療にも積極的に取り組んでおり、

外科治療にいたるような重症の患者さん

の紹介も多数受け入れています。

IBDの治療は近年大きく変遷してきまし

たが、基本薬剤となる5-ASA製剤の

使い分けは当然のこと、栄養療法、

血球除去療法、免疫抑制剤、生物学的

製剤などあらゆる医療リソースを用いた

IBDの幅広い治療戦略を学ぶことができます。

 

上述のとおり、当科では消化器内科領域の

幅広い診療を行っており、消化器病専門医、

肝臓専門医取得はもちろん、超音波専門医や、

今後サブスペシャルティとして認められる

見通しの消化器内視鏡治療専門医などの

資格取得が可能です。

 

また社会問題となっている働き方に関して、

病院全体でも当直明けには帰宅できる

体制になっていますが、さらに当科では

チーム制および週末の当番医制を導入

しており、土日祝日は当番医がすべて

対応するため主治医は業務から完全に

開放されます。実際のところ、卒後3年目の

専攻医でも土日祝日の当番は4-5回/月を

超えることはなく、月に5日以上の完全

休暇日を確保しています。オンコールも

二人体制のため治療が必要な場合は

必ず上級医と治療を行うことができ、

時間外診療のストレスがかなり軽減

されています。

 

当院は消化器内科をめざすあなたにとって、

レベルアップを図れる環境であることは

間違いありません。さらに仕事をする場

としても恵まれた環境です。ぜひ、我々と

一緒に茨城の医療を支えていきましょう!

 

さらに話を聞いてみたい、

見学をしたいと考えているあなた。

研修するかは、私たちと直接会って

話をしてから、院内を見学してから

決めてください。

 

ご連絡をお待ちしています!

メールアドレスはこちら

↓↓

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

さらに

旧制度で専門医資格取得をめざして

いる先生、そして臨床の一線を離れた

けど、現場に復帰を考えている先生へ

 

消化器内科は幅広い分野で、幅広い

手技、業務があります。当科では希望に

合わせた役割分担で、時短勤務に対応します。

 

フルタイムが難しいために総合病院での

勤務をあきらめている先生も、ぜひ当科へ

ご連絡ください!

 

研修医と共にTACE

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆当院の内科専門医プログラム説明会

 平成30年9月27日 19時~

  当院 3階第一会議室

 

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右か?左か? その2

2018.09.20
カテゴリー: 初期研修

前回の続きです。

「ペースメーカー植え込みは

左が多いですが、CVポートは何で

右が多いのですか?」

という研修医からの質問。

 

一つの答えは、ペースメーカーは

「利き手と反対側にする」ので

左鎖骨下に植え込むことが多く

なります。

 

ではCVポートはなぜ右が多いのか?

あなたはどう考えましたか?

 

CVポートの役割を考えてみると、

抗がん剤や輸液をするために

植え込みます。植え込む際の合併症を

避けるのはもちろんですが、

植え込み後もそのまま体内にあるので、

それに伴う合併症が起こることは

極力避けねばなりません。

 

例えば、血栓でカテーテルが閉塞すれば

使えなくなります。カテーテル先端で

血管損傷を来せば、血胸や心タンポナーデを

起こす可能性もあります。

(静脈壁は薄いので起こってしまいます)

 

植え込む位置などは各施設で決めている

ことが多いと思いますが、あなたが

担当するならカテーテルの先端位置に

注意しましょう。

 

下記のように、カテーテルの先端

位置を3つの領域に分けると、

どの位置がイイでしょう?

右からアプローチした場合は

カテーテルの先端はAが望ましいと

されています。血流が速く血栓ができにくい、

カテーテル先端が血管壁に無理な形で

当たりにくいので血管損傷を来しにくい

のが理由です。

 

Bでも構いませんが、ここで血管損傷を

起こすと心嚢内に位置しているので

心タンポナーデになります。

  

では左からアプローチではどうでしょう?

Aの位置は図のように、カテーテル先端が

血管壁に先端が当たりやすく、穿孔や

閉塞のリスクがあります。

Cの位置では図のように、先端が血管壁に

当たりやすく閉塞のリスクがあります。

このため左からだとBの位置までしっかり

挿入した方がトラブルは少なくなります。

 

こう考えてみると、カテーテルを右から

入れた方が、安全な先端位置の範囲が

広くなり、トラブルが少なくなりそうです。

 

もちろん左から植え込むのがダメでは

ありません。患者さんの状態で左からの

アプローチしかない場合もあり得ます。

ただし、いろいろな合併症のことは

理解しておく必要があります。

 

ちなみに当院では右内頚静脈から

血管内にカテーテルを挿入し、皮下

トンネルを経由して右鎖骨下にポートを

植え込んでいます。やはり鎖骨下は

ポートが安定するので穿刺しやすく、

感染も少ない部位とされています。

さらにカテーテル先端のトラブルも

少なくできるのが理由です。

 

臨床では右か?左か?という選択は

よくあります。それなりに理由があっての

ことですので、その背景やメリット、

デメリットを理解しておくと応用が

利きますよ。 

(編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆当院の内科専門医プログラム説明会

 平成30年9月21日 19時~

 平成30年9月27日 19時~

  当院 3階第一会議室

 

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 ↓

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