臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

ちょっと想像してみてください・・・

2025.12.27
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

研修医になって、もう10か月目です。

 

あと数か月すれば、新しい研修医も入ってきます。たまに指導医に注意されることはありますが、仕事の段取りもスムーズにできるようになりました。ER当直も、最初のようには緊張しなくなり、とりあえず体は動くようになったので、ちょっとだけ自信も出てきた感じです。医学生のあなたも、来年の今頃はきっとこんな状況になっているはず。

 

でも、ちょっと想像してみてください。

もし、あなたがER当直をしている時に多発外傷患者が搬送されて来たら・・・。

しかも3人同時に搬送されて来たら・・・。

 

上級医が来るまでのわずかな間とはいえ、患者さんを目の前にして、何から手を付けたらよいのか、最初に何をすべきなのか、あなたは準備が出来ていますか?

 

こんな時に役に立つのがJATECです。JATECはJapan Advanced Trauma Evaluation and Careのことで外傷患者への初期対応を定めた、言ってみればACLSの外傷版です。

 

もしあなたがJATECを知っていれば、当直中に重傷多発外傷患者が搬送されて来ても、慌てることなく初期評価・初期対応が出来ます。少なくとも外科医や上級医が来てくれるまでの場をつなぐことがあなたにもできるようになります。研修医になって、最初の外傷患者に遭遇した時から、役立つことを実感できるでしょう。

 

ただしJATECは受講の機会が少なかったり、費用も高いなど、あなたが受講するには少々ハードルが高いのが実情です。でも、水戸済生会ではコロナ前まで医学生のあなたにもJATECのエッセンスを学んでいただくセミナーを開催していました。それが水戸医学生セミナーです。

 

水戸医学生セミナーとは、水戸済生会総合病院とお隣の水戸協同病院との共催で、2010年から新型コロナ流行前の2020年までの10年間に計20回を開催した医学生向けのイベントです。全国から医学生が参加し、さらに参加した医学生が水戸済生会総合病院や水戸協同病院の初期研修医となってくれた人も多くいました。

 

コロナの影響でいったん中断していたのですが、2025年3月に水戸済生会総合病院単独で第23回目として復活させ、同年7月には水戸済生会総合病院と水戸協同病院の共催で第24回を開催しました。いずれも応募開始から1週間もたたずに定員に達し、さらに参加者から高評価をいただきました。

 

そしてこの度、第25回水戸医学生セミナーを開催することにしました。冒頭に紹介したJATECのエッセンスを学べる水戸医学生セミナーの募集を年明け早々に開始します。

 

救急に興味があるあなたにはもちろん、何でもできるようになりたいあなたも、救急は正直怖いと思っているあなたにも必ず役立つ内容です。

 

年が明けたらご案内できますので、このブログのフォローをお願いします!

(編集長)

 

第24回医学生セミナーでの一コマ

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水戸済生会総合病院の臨床研修は

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