臨床研修ブログ

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【今年度最終】松永先生の感染症レクチャー

2026.03.05

先日のことですが、水戸済生会の定番となっている帝京大学感染制御部の松永先生の感染症レクチャーを開催しました。今年度の最終回でしたが、タイトルは「医師も知っておきたい感染対策」でした。

 

内容としては、

・問題となる微生物を作らない

・問題となる微生物を広げない

・耐性菌の種類

・結局、基本の徹底

 

と言った感じで、クロストリジウムディフィシル感染(CDI)や多剤耐性菌、結核、麻疹、風疹、水痘、ムンプス、手指衛生・・・といったことに加えて、院内でアウトブレイクした時の状況把握方法についても触れており、毎日の病棟やERでの業務にすぐに役立つ内容ばかりでした。

 

その中で耐性菌に関して強調していたのは、

・耐性菌の感染対策には特別なものはない

・耐性菌かどうかは、検査しなければ分からないので、標準予防策の徹底(=基本の徹底)がもっとも大切

この2点です。

 

実は、松永先生は16年前の2010年に現在の帝京大学に異動されたのですが、異動された直後に多剤耐性アシネトバクター(MDRA)による院内感染が大問題になりました。新聞等のマスコミに大きく取り上げられたのですが、その院内対応などを仕切ったのが松永先生です。編集長はその頃のご苦労も伺っているので、当時の対策にも触れて実感のこもった説得力のあるお話でした。

 

当時の感染拡大は、ある特定の医療行為や機材によるものではなく、患者・保菌者から医療者の趣旨や環境を介して拡大したとして、手指衛生、標準予防策の重要性を訴えていて、当時のことを知らない研修医たちにもそれなりに刺さったようです。

 

そんな松永先生の感染症レクチャーは新年度も開催されます。このブログでもアップデートしていきますので、ご期待ください。

(編集長)

 

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