臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
インスリンはそんなに痛くない?
どの診療科に行っても避けて通れない
疾患の一つに糖尿病があります。
糖尿病は苦手と思っていても、
手術や検査の前には糖尿病薬を
中止するの? 継続するの?
と看護師さんから指示を求められます。
救急外来で低血糖患者さんに遭遇した
時は帰宅させて良いのか、入院させる
べきかの判断を迫られます。
つまり、どの診療科に行っても
糖尿病に関して知識ゼロで過ごせる
ほど甘くはありません。
もちろんインスリンに関しても同様です。
今は多くの病院で糖尿病チームがあり、
実際のインスリン指導は外来でも入院でも
看護師さんがやってくれるところが多い
はずです。
医師はインスリンの指示だけ出せばよい
のが現状。となると、患者さんから、
「オレンジ色のインスリンは・・・・」
とか、「グレーのやつは・・・」
などと言われても、何のことか
分からないってことになります。
ちなみにオレンジ色のインスリンとは
超速攻型(ノボラピッド®など)と
呼ばれるもの、グレーのインスリンとは
持効型(ランタス®など)と呼ばれる
ものです。
病院によって採用されている製品
が異なるのですが、間違いを減らす
工夫がされています。
先日は研修医講義の時間を利用して
インスリン講習会を開催しました。
これは毎年開催しているのですが、
普段は触ることのほとんどない
インスリンを触って、取り扱いを
知ってもらうことが目的です。
もう一つ重要な目的は、実際に
自分で自分に針を刺してみること。
処方する側の人間が、インスリンや
血糖チェック(SMBG)の痛さが
どの程度なのか、どの程度煩雑な
操作なのかを知っておくべきだと
思うのです。
もちろん薬液は注入しませんが、
実際に針を刺した経験はないので、
みんなビビりながらやっていました。
感想は
「インスリンは大して痛くない」
「SMBGは痛い」
とのこと。
あなたも、自分でやってみることを
強くお勧めします。
(編集長)
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