臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
完璧を目指さない!
研修医になって、もう3か月が
過ぎようとしています。
あなたも、ようやく病棟や当直業務に
慣れてきた時期でしょうか?
ドクターの仕事は非常に幅広く、
しかもいつ呼ばれるか分からない、
という特徴があります。
指導医から「これやっといて」と頼まれた
ことを済ませようと思っていたら、
看護師さんから声がかかってしまい、
結局仕事が全部中途半端になってう。
患者さんの疾患について調べようと
思っても、いつも後回しになって
結局調べていない。
大丈夫、心配いりません。
これはあなただけではありません。
でも、段取りよく仕事を進めないと、
いつまでたっても同じことの繰り返しです。
今となってみれば、学生の時は
調べる時間もありました。
でも、仕事をしている今は
学生の時のやり方を変えないと
いけないことに気づいていますか?
そこで、仕事の進め方について
3つのヒントを紹介しようと思います。
①ルーチンワークはさっさと終わらせる。
病棟業務で入院患者さんの指示を出す、
検査の点滴を出す、
入退院の時の必要書類を準備するなど、
ルーチンワークをさっさと片付けましょう。
指導医に確認してからだと、結局は
後回しにしてやらないままです。
指導医に確認しなくても部分的に出来る
ところを、ちょっとした空き時間に
やってしまいましょう。
②完璧を目指さない
今まで医学部で勉強してきたあなたは、
サマリーや抄読会の文献、さらに発表の
スライドなど、つい無意識に完璧なものを
目指してしまっています。そのために、
つい、「後でやろう」と思ってしまいます。
しかし後でやろうと思っても完璧に
実行することは不可能です。
自分を追い込むだけです。
そこで完璧ではなくとも、ある程度
できていればOKと考えると、気がすごく
楽になります。最初から完璧を目指すと
辛いですが、後で修正することは
それほど辛くありません。
この考え方は意外と大事です。
③締め切りを決める
今日は病棟の飲み会がある、なんて時は
一生懸命に仕事して遅れないように
していませんか?
人間は締め切りがあると、時間を上手に
使えるようになります。
逆に、みんなが帰ってからゆっくりやろう、
なんて考えていると、いつになっても
終わりません。
自分で締め切りを設定して、
それを守ることは非常に効果が
あります。
たとえばどんなに遅くとも20時には
帰宅する!と決めて、1日の仕事に
取り組んでみるとイイですよ。
これら紹介したコツは、明日から
すぐに出来るものです。どれか
一つでも実際にやってみて、
効率よく仕事をこなしてください。
(編集長)
病棟での一コマ
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