臨床研修ブログ

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せん妄の診断・・・CAM

2023.04.15
カテゴリー: カンファレンス 内科

前回はせん妄を見た時に鑑別すべきポイントを紹介しました。せん妄は一言でいえば、「いつもと様子が違うこと」と捉えておけばOKですが、実際にせん妄と診断するには、どうすればいいのか知っていますか?

 

せん妄診断のゴールドスタンダードとしてDSM-5が用いられますが、これは現場ではちょっと使いにくく(文末参照)、ベッドサイドではCAMを利用するのが良さそうです。

 

CAMとはConfusion assesment methodのことで、せん妄のスクリーニングにも、診断にも使われるツールの一つです。感度94%、特異度89%と早期発見に役立つもので、世界で広く使われており、さらにICU用、ER用、ナーシングホーム用のCAMも開発されています。

 

CAMでは、下記4項目のうち、①と②を満たし、③か④のどちらかが該当すれば、せん妄の診断となります。

①急性発症と変動性の経過(Acute onset and fluctuating course)

②注意散漫(Inattention)

③支離滅裂な思考(Disorganized thinking)

④意識レベルの変化(Altered level of consciousness)

 

看護師さんも使えるので、入院患者さんがちょっと様子が違うと思った時に、このCAMを使って情報共有してみてください。

ちなみにDSM5の診断基準を載せておきます。

 

(参考文献:あめいろぐ高齢者医療)

(編集長)

慌ただしいERの一コマ

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