臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

紹介状の書き方 その4

2018.02.03
カテゴリー: 初期研修

紹介状を書く時のポイントは

誰に宛てて書いているのかを

はっきりさせることで、5つの

パターンがあることを紹介しました。

 

今回は施設に入所する時に、

その施設の嘱託医に紹介状を書く

場合を考えてみましょう。

 

施設と言っても、ショートステイのように

短期間入所する場合から、特別養護老人

ホームのように長期入所となる場合まで

様々です。

 

ですので、入所先の施設の位置づけが

どうなのかを押さえておく必要があります。

 

記載する内容はリハビリ転院と

同じように、詳細な入院経過はあまり

重要ではありません。

 

DEATHとSHAFTTをおさえたADLの記載

の他に、施設入所の場合は高齢者が大半

ですので、患者さんや家族の希望にも

ふれておくといいですね。

 

大事なことは、施設は病院ではないので、

嘱託医が対応できることは限られます。

嘱託医が施設で診療をするのは週に1回

だったり、2週に1回だったりするので、

医療が必要な場合は、外来なりERを

受診してもらうしかありません。

 

そこを踏まえた書き方になっていない

ことがありますので、注意しましょう。

 

また、各施設独自の書式で情報提供書の

記載を求められることも多くあります。

医師以外の施設スタッフも読んでわかる

ように、略語は用いないで分かりやすく

書くようにして下さい。

           (編集長)

ERで診察中

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆当院へ病院見学に来ませんか?

 

・どこで研修したらいいのかイメージが

 分からない。

とりあえずどうしよう?

 

あなたはこんな悩みを持っていませんか?

そんな悩みには、実際に病院見学に行って、

研修医から直接に話を聞くのがベストです。

 

見学に行くと、想像以上に雰囲気が違う

ことに気づくでしょう。

 

ぜひ当院へ病院見学にお越しください。

 

あなたの目でリアルな研修生活を

のぞいてみて下さい。

 

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周産期センターの年越し当直

2018.02.01
カテゴリー: 周産期センター

早いもので、2018年も1カ月が過ぎて

しまいました。遅くなりましたが、

明けましておめでとうございます。

チームさんばです。

 

今更ですが、年越し当直時のエピソード

について書こうと思います。

 

以前、当ブログで周産期当直やオンコール

体制についてご紹介しました。

「忙しそうだなー(主に新生児科の

先生方が(^-^;))」 と思われた方も多い

かもしれません。

 

しかし、お産がなければ周産期当直の

仕事はないのです!内科や外科当直と

違って、寝当直もしばしば…。

 

ですがこの当直、なぜか人による偏りが

あります。

 

年末年始は12月29日〜1月3日が休日扱いで

周産期当直もこの6日間休日体制でした。

2017年12月31日、いつものように8時の

申し送りに行くと、前日当直だった先生が

お産を取っていました。オーダーや分娩の

記録を手伝い一息つきましたが、お隣には

陣発で入院した初産の妊婦さん。しかも

予定日超過の強者でした。

 

お産が進んでいる妊婦さんのことを

我々は「進行者」と呼んでいますが、

「朝の時点で進行者がいる」=「なるべく

自分の当直の間にお産にさせてあげなければ

いけない」という無言のプレッシャーがあります。

 

初産の方でも、入院してからは24時間以内

に産まれることがほとんどです。産まれない

ことには何らかの理由(微弱陣痛、回旋

異常、etc…)があるので、私達にはその理由

を考えて適切に対処する義務があります。

次の日の当直の先生に、「昨日の陣発が

まだ産まれなくて…」と申し送るのは赤っ恥なのです。

 

そんな訳で、大晦日はその患者さんに添い

遂げることが決まりました。微弱陣痛だった

のでさっさと促進。そうこうしている内に、

夕方もう1人陣発の妊婦さんが入院しました。

 

こちらは今回で5人目のお産!

「今年中に産みたい!」と

2017年も残り7時間位の所で言われました。

 

お陰様で、2018年を病棟で迎えることに

なり、紅白なんて一瞬も見れませんでした。

オンコールの先生が病院に泊まって下さって

いたので、一緒にローストビーフやカップ

麺のお蕎麦をいただいたのが唯一年越し

らしい出来事だったでしょうか…。

 

ただ、産まれてきた赤ちゃんと、幸せそうな

お母さんの顔を見ると、「産婦人科医で

良かったなぁ」と心から思うのでした。

最後のはちょっとクサいですね。

 

蓋を開けて見ると、年末年始の当直で

お産があったのは12月31日だけだった

ようです。素敵な仕事納めでした。

 

今年も幸せなお産が沢山ありますように!

(チームさんば)

 

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