臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
2年ぶりの改訂? 「Cの評価」・・・第18回水戸医学生セミナーより
第18回水戸医学生セミナーから、
イイところを紹介しています。
1日目の講習ではACLS、JATEC、
そしてMCLSのエッセンスを扱います。
以前にも紹介しましたが、今から2年前
このブログが始まったごく初期に
JATECの記事をアップしました。
それらの記事は今でも多くの方に
読まれています。
そのJATEC記事に久しぶりに追加です。
JATECのPrimary surveyはABCDで評価
していきますが、C(Circulation)の評価
について、覚え方の別バージョンを、
講師を務めた楢橋(ならはし)先生が
紹介してくれました。
講義中の楢橋先生
(まじめに見えます)
2年前の記事では
「SHOCK&FIX-C」
でしたが、これでは思い出すまで
少々時間がかかります。
今回、楢橋先生が紹介してくれたのは
Cの評価では、
「3つの確認」と「3つの行動」
が大事だと強調していて、
「3つの確認」は
「すきっ歯から血出た!」
・スキン、・パルス、・血圧、
・外出血の確認と圧迫
「3つの行動」は
「ハリポタはやーい!」
・ハリ(針)(静脈路、骨髄路)、
・ポタ(ポータブルX線)、
・はやーい(FAST)
どうでしょう?
印象に残るスライドなので(笑)、
編集長はこちらの方が
頭に残ってしまいました。
覚え方は何であれ、素早く行動
できるように普段からトレーニング
しておきましょう。
(編集長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆病院見学はもうお済みですか?
どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が
違うことに気づくでしょう。
ぜひ夏休みを利用して、当院へ見学に
お越しください。あなたの目でリアルな
研修生活をのぞいてみて下さい。
病院見学や、その他のご質問・お問い合わせは
こちらからご連絡ください。
↓
http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html
◆感想やコメントはFacebookページから
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新傾向でした・・・水戸医学生セミナー
7月27月、28日に開催された
第18回水戸医学生セミナーから
紹介しています。
2日目に行われるメディカルラリーのことは
以前にもこのブログで紹介してきました。
https://ameblo.jp/mitosa-re/entry-12339240236.html
今回のメディカルラリーでは
今までにない対応を求める新傾向のシナリオで
編集長も驚かされたので、紹介します。
と言っても、シナリオは秘密なので、
あなたに全部を教えることは
できないのですが・・・、少しだけ。
今回のシナリオでは、すでに
末期がんの診断を受けている患者が
搬送されて来たという設定がありました。
家族とも延命治療はしないBSCで
方針は決まっているという設定です。
どういうことかと言うと、
ACLSやJATECを駆使して蘇生に全力を
尽くすのではなく、短い時間で患者背景の
把握や家族の気持ちを上手く聴取して
いわゆる延命処置をせずに、患者の希望
していた看取りにつなげていく
ことを求める内容だったのです。
ここまで踏み込んだシナリオは、
医学セセミナーが始まって今回までの
9年間で初めてだと思います。
当然、医学生には難易度が高いと
思うのですが、同じチームで一緒にラリーに
参加した研修医たちはそれなりに対処
出来ていて、それにも驚かされました。
それだけERを含む診療の現場で
・どこまでやるのか?
・どうやって看取るのか?
という重大問題に遭遇しているのだと思います。
単にACLSやJATECが出来るようになれば
良いわけではありません。
患者さんや家族とどう向き合うか?
つねに考え続けることが大事です。
進化を続ける水戸医学生セミナーの
メディカルラリー。次回はあなたも
挑戦してみて下さい!
(編集長)
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◆病院見学はもうお済みですか?
どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が
違うことに気づくでしょう。
ぜひ夏休みを利用して、当院へ見学に
お越しください。あなたの目でリアルな
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【症例】70歳代の発熱・・・アメーバ性肝膿瘍
前回は化膿性(細菌性)肝膿瘍の
ポイントをまとめました。
勢いついでに、今回はアメーバ性
肝膿瘍についてまとめましょう。
【アメーバ性肝膿瘍】
・壮年男性に多い
・リスクとして半年以内の海外渡航歴、
性交渉歴(HIV感染症)が重要
・画像検査では化膿性肝膿瘍と比べて、
右葉に、単発性で、径が5-10㎝と大きい
傾向がある
・診断は血清アメーバ抗体。感度、特異度
とも高い(>95%)。
・IHA法では<64倍で否定、>512倍で確定
と考えてよい
・穿刺液の塗抹から原虫が検出されるのは
約1/3のみ。どちらかと言えば化膿性肝膿瘍
の否定に有用
(編集長)
エコーハンズオン その2
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◆病院見学はもうお済みですか?
どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
実際に見学に行くと、想像以上に雰囲気が
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