臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
仕事の目的
M3という医療者向けのサイトがありますが、
先月の記事で、マッチングに参加した
医学生のアンケートで給料に関する記事
がありました。
https://www.m3.com/news/iryoishin/568987
有効回答者数440名という規模のものだと
勘案する必要がありますが、
研修先が大学病院では最多が月額
「20万円以上、30万円未満」で55.2%、
市中病院の最多は月額
「30万円以上、40万円未満」の49.3%
とのこと。
さらに大学病院では
「15万以上、20万未満」は5%、
市中病院では「50万以上」が12.5%
だったそうです。
大学病院が安く、市中病院が高いのは
分かりますが、初期研修医で月額50万
以上が1割を超えているのは驚きでした。
もちろん多く稼げることは悪いことだとは
思いません。
ただ、何のために仕事をするのか?
と考えてみる必要はあると思います。
たぶん、仕事をする理由は3つあると
思います。
1つは、お金のため、生活のため。
1つは、オモシロいから自分のため。
1つは、自分より大きな意義のため(他人のため)。
専業主婦(主夫)になれば別かも
しれませんが、現実として人生の
ほとんどは仕事で占められています。
卒業して40年くらいは働くことになる
はずです。
そんなに人生のほとんどの時間を
費やす仕事を「お金のため」
「生活のため」にやるというのは、
ある意味、不幸なことかもしれません。
どんなにお金があって
生活に一切不自由しないようになっても、
やることがなかったら、自分の存在意義、
存在価値を感じられなくなって
満足できなくなります。
そこで、人は何かを通して自分の
存在価値を見いだそうとします。
多くの人にとって、それは仕事です。
誤解を恐れずに言えば、私たちの仕事
である臨床は、間違いなく人のために
役に立つ仕事で、存在価値の非常に
高いものです。さらに「オモシロさ」
もあるし「意義」もあります。
今のあなたにとっては「仕事=研修」
かもしれませんが、研修もその価値を
見いだせていない場合は満足感の無い、
つらい仕事にしかなりません。
あなたは仕事(研修)の価値を見いだして
楽しめているでしょうか?
(編集長)
ICUでAライン確保中
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