臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
ほうれんそうのおひたし
あなたがさっきまで病棟にいたのに、
医局に戻った途端に病棟からコールが
ありました。
患者さんのバイタルがおかしいとの連絡。
よく聞くと、数時間前から看護師さんたちは
気にしていたらしい・・・・。
病棟にいたのになんで
言ってくれなかったのか?
なんて経験はありませんか?
なんでこんなことが起こるのでしょう?
考えてみて下さい。
もしわからなければ、
逆の状況を考えてみましょう。
例えば、あなたが指導医の先生に
相談しやすいのはどんな時でしょう?
逆に相談しにくいのはどんな時ですか?
こんな時に参考になるのが
「ほうれんそうのおひたし」です
「ほうれんそう」は
ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)
のことで、あなたも聞いたことがあると
思います。
「おひたし」とは
お:怒らない
ひ:否定しない
た:(必要があれば)助ける
し:指示する
つまり安心して報告、連絡、相談
できるように、あなたが現場の
雰囲気を作ることが必要です。
看護師さんからの連絡を
「そんな(つまらない)こと・・・」
「いま忙しいのに・・・」
たとえ言葉に出さなくとも、そんな
雰囲気で対応しては看護師さんも
話しにくくなります。
そのうちに誰も重要な情報をくれなり、
「なんでこんなことになるまで連絡しなかった!」
と、あなたも、そして患者さんも不幸に
なってしまいます。
報告、連絡、相談をしても大丈夫な
先生だと思ってもらえるよう、
普段から気を配ってみて下さい。
(編集長)
ERでエコーの指導中
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小児救急はこわくない
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