臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
ACT (Activated Clotting Time)
2020.09.12
カテゴリー: カンファレンス循環器
カテ室とか手術室で
「ACTチェックして」とか
「ACTいくつ?」といった会話を
聞いたことがありませんか?
このACTとは、何を見る検査なのか、
知っているでしょうか?
いつものようにMeguがまとめてくれた
ので、シェアします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ACTは:活性化凝固時間のことで
開胸手術、透析等で体外循環を
行う際のヘパリンのモニターとなる。
ヘパリンのモニターにはAPTTと
このACTとが使用されるが、ACTは
全血に活性化剤を添加することで
凝固能を測定可能なため、ベッド
サイドで簡便に実施することができる
ことから使われる。
内因性凝固因子のみを反映する
APTTと比較して、ACTは全血検査の
ため、凝固因子に加えて血小板機能も
反映する。
正常値は90〜120秒で、ヘパリン
投与中の管理目標値は180〜220程度
である。
貧血、フィブリノゲン、Plt、低体温、
血液希釈により測定誤差が大きくなる。
個人差や測定誤差が大きいため、
低用量でのヘパリン管理は、APTTの方が
有用であるとの報告もある。
(Megu)
ERでの処置が、やっと一段落
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
レジナビFair オンライン
東日本Week 2020 に
参加します!
当院は9月18日(金)18:30から
ライブ配信です。
病院説明と質疑応答がそれぞれ10分間の
計20分間です。
ぜひご参加ください!
—–