臨床研修ブログ
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紹介状を書く時(4)・・・施設に退院する時
今回は施設に入所する時に、その施設の嘱託医に宛てて書く場合を考えてみましょう。
紹介状を書く時のポイントは誰に宛てて書いているのかをはっきりさせることですが、施設と言っても、ショートステイのように短期間入所する場合から、特別養護老人ホームのように長期入所となる場合まで様々です。そして、施設によってはすぐ近くに同じ経営母体の病院があったり、遠くの開業医が嘱託医としていたりと幅があるので、入所先の施設の状況がどうなのかを、できるだけ地域連携室やソーシャルワーカーなどから情報を集めてから書くと良いと思います。
記載する内容はリハビリ転院と同じように、詳細な入院経過はあまり重要ではありません。DEATHとSHAFTTをおさえたADLの記載の他に、施設入所の場合は高齢者が大半ですので、患者さんや家族の希望にもふれておくといいですね。
大事なことは、施設は病院ではないので、嘱託医が対応できることは限られます。嘱託医が施設で診療をするのは週に1回だったり、2週に1回だったりするので、医療が必要な場合は、外来なりERを受診してもらうしかありません。
まるで施設でも(病院のように)Iいろいろ対応できるでしょ、と言わんばかりの書き方だと、だいぶズレた紹介状になってしまいますので、注意しましょう。
また、各施設独自の書式で情報提供書の記載を求められることも多くあります。医師以外の施設スタッフも読んでわかるように、略語は用いないで分かりやすく書くようにしましょう。
(編集長)
だいぶ段取りよく出来るようになりました♪
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