臨床研修ブログ
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呼吸器内科専門医と読む胸部X線写真2 井上先生のZoomレクチャーより
山形大学の井上純人先生による「呼吸器専門医と読む胸部X線写真」からのシェアです。井上先生は胸部単純X線写真のルールと称して、17個のチェックポイントを教えてくれました。前回は3つ目まで紹介しましたが、今回は4つ目のルールからです。
4つ目のルールは心臓の形は「弓」を評価する。
心陰影におけるそれぞれの弓が解剖学的にどこを見ているのかを再確認しておきましょう。質問すると、意外と答えられない人が多いところです。
5つ目のルールは、正常での横隔膜のレベルは、前側の第6-7肋骨、後側の第10肋骨が横隔膜と重なる。
肺野の過膨張や横隔膜の平定化を評価したり、横隔膜が挙上しているかを判断するために、肋骨と横隔膜が交差するレベルを確認します。確認方法としては前側(胸壁側)の肋骨を数える場合と、後側(背側)の肋骨を数える方法があります。
前側を数えるときは、第6か7肋骨で重なります。
後側で数えるなら第10か11肋骨で重なります。
横隔膜のもう一つのチェックポイントとなる6つ目のルールは、右横隔膜は、左に比べて1~1.5cm(半椎体程度)挙上している。逆に左横隔膜が挙上している時はどうしてなのか?と考えてみる必要があります。
次回に続きます。
(編集長)
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