臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

CTまでは必要なかった・・・

2026.01.15
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

病棟から「患者さんが胸痛を訴えています」とコールがありました。

 

あなたは、心電図を電カルの画面で確認しましたが、少なくとも明らかな異常はなさそうでした。患者さんは40歳代の男性で、多くの冠危険因子を持っている人だったので、当然ながら急性冠症候群を疑って、採血と心エコー、そして冠動脈CTもすぐに撮影してもらえるとのことで撮影してもらいました。

 

画像を確認すると、心エコーも正常で、CTでも冠動脈に狭窄は見当たりません。大動脈解離もありません。ちょっと自信がなかったので、ベテランの放射線の技師さんにも見てもらいましたが、大丈夫とのこと。採血でもトロポニンの上昇はありませんでした・・・・。

 

一通り検査結果が出たところで患者さんのところに行ってみたら、そんなに具合悪くなさそうですが、やはり胸が痛いと言いながら、指1本で左胸の胸肋関節のところを触っていました。診察すると、その胸肋関節部に圧痛があって、深呼吸とか体をねじった時など、体動に伴って痛みが強くなるので、気になって看護師さんに言ってみた・・・。

 

先に患者さんのところに行って話を聞いて、簡単に身体診察をしておけば、わざわざCTなんて必要なかった・・・。あなたには似たような経験はないですか?

 

身体診察で全ての診断ができる訳ではありませんが、鑑別診断をかなり絞り込めます。そして検査の手間やノイズに振り回されることなく診断に最短でアプローチできる必須のスキルです。

 

水戸医学生セミナーの初日に水戸協同病院で行われる身体診察と鑑別診断では、日頃流してしまいがちな身体診察をじっくり勉強します。その身体診察の所見を踏まえて、鑑別診断を進めていくという企画です。

 

五感をフルに使って身体診察に取り組み、講師役の研修医から詳細なフィードバックを受けると、ベッドサイドに行っても怖くなくなります。あなたも身体診察のみで、どこまで診断に迫れるのか?ぜひ挑戦してみて下さい。

 

そんな水戸医学生セミナーの参加者を募集中です。定員まで、あと僅かとなりましたので、参加を迷っている方は、今すぐお申し込みください!

医学生セミナーの詳細はこちら

(編集長)

第24回医学生セミナーでの一コマ(@水戸協同病院)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆第25回水戸医学生セミナー

~内科と救急のエッセンスを体験しよう~

 

2026年2月28日(土)、3月1日(日)に開催します。

JATEC,MCLSなどの内容を盛り込んだメディカルラリーに挑戦してください!

医学生セミナーの詳細を今すぐ確認する

 

 

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?

あなたの目で確かめてみてください!

 

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、

下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

病院見学の申し込みはこちら