臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

ちょっと想像してみて下さい・・・

2018.05.15
カテゴリー: 水戸医学生セミナー

研修医になって2か月目になりました。

 

何度かER当直もして、内科系の患者も、

小児科の症例も、そして骨折などの

ちょっとした外傷の症例も経験したかも

しれません。

 

まだ言われたことしかできないけど、

なんとか毎回こなせるようになってきました。

 

医学生のあなたも、来年の今頃は

きっとこんな状況になっているはずです。

 

でも、ちょっと想像してみてください。

もし、あなたがER当直をしている時に

多発外傷患者が搬送されて来たら・・・。

しかも3人同時に搬送されて来たら・・・。

 

何から手を付けたらよいのか?

最初に何をすべきなのか?

あなたは準備が出来ていますか?

 

あなたが研修医となって当直をする

ようになると、考えている以上に

外傷患者が受診します。

 

多くは軽傷かもしれません。

でも、交通事故など重傷多発外傷も

搬送されてきます。

 

こんな時どうするか?

看護師さんたちに、どう動いて

もらったらいいのか?

あなたは考えたことがありますか?

 

こんな時に役に立つのがJATECです。

JATECはJapan Advanced Trauma

Evaluation and Careのことで

外傷患者への初期対応を定めた、

言ってみればACLSの外傷版です。

 

JATECを知っていれば、当直中に

重傷多発外傷患者が搬送されて来ても、

慌てることなく初期評価・初期対応が

出来るようになります。

 

もちろん看護師さんにも、うまく仕事を

お願いすることが出来ます。

 

少なくとも外科医や上級医が来てくれる

までの場をつなぐことができます。

 

ところが、JATECを受講しようと思っても、

定員が少なく開催も限られており、

何より受講料が高いので、あなたが

受講するにはハードルが高すぎます。

 

でもご安心ください。

JATECのエッセンスを当院で

学ぶことが出来ます。

 

9年前から年2回のペースで開催している

水戸医学生セミナーでは、第1回目から

このJATECのエッセンスを講習に

取り入れています。

 

座学だけでなく、2日目に行われる

メディカルラリーで実践することで、

確実に理解が深まります。

 

もちろん正式なコースではありませんが、

外傷の初期対応について基本を知っている

だけで、落ち着いて行動できるように

なります。研修医として働き始めると、

身に付けてよかったと実感できるでしょう。

 

そんなJATECのエッセンスを学べる

水戸医学生セミナーの募集がもうすぐ

始まります。特典もあるので、

見逃さないようにご注意ください。

(編集長)

 

 

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5月は徳田安春先生です!

 

おなじみの徳田先生のカンファ

昨年度は4回もお越しいただきました。

今年度第1回目が下記日程で開催されます。

平成30年5月29日(火)11時~

*日程が変更となりました

 

いずれも院外からの参加を歓迎します!

参加を希望される方はこちらにご連絡ください!

http://www.mito-saisei.jp/resident/contact.html 

 

◆そして・・・、

第25回県央県北レジデントセミナー

平成30年5月24日(木)18:50~

水戸医療センター2F 地域医療研修センター

 

当院研修医が症例提示を行います!

 

◆病院見学や、ご質問・お問い合わせは

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