臨床研修ブログ

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PHSのストレスを減らすコツ

2020.10.22
カテゴリー: 初期研修

仕事を始めて半年がたつと、あなたも

だいぶ慣れてきて、できることが増えて

きているはずです。

 

最初のうちはいろいろとうるさかった

指導医の方も、最近では細かい指示も

少なくなり、だいぶ任せてくれるように

なりました。

 

とは言え、ストレスがなくなる訳では

ありません。

 

そう、病棟からのコールです。

PHSが鳴るたびに、ビクッとなって

しまいますよね。

 

編集長もそうでしたし、今でもそうです。

やはりPHSコールは、最大のストレスです。

 

内心、「そんなこと答えられねーよ」と

思いつつも、

「はい、確認してまた連絡します」と

答えるのが精いっぱいです。

 

でも、気づいていますか?

病棟からのコールが多いタイミングが

2つあることを。

 

1つ目は、どこの病院でも病棟の

看護師からPHSに連絡が来るのは

申し送り前後です。

 

日勤の看護師が準夜の看護師に申し

送るために、日中の出来事をまとめて

おく必要があります。

 

具体的には16時前には日勤看護師の

情報収集が始まっていますから、

もし、この時点で翌日の点滴のオーダーが

出ていなければ確認しなければいけません。

 

もし、翌日に手術や検査が予定されて

いれば、その準備が必要なので、

食事とかクスリを確認しなければ

いけません。

 

2つ目は、患者さんが入院した時。

 

原則論として、医師からの指示がなければ

看護師さんは何もできないことになって

います。なので、「何やりますか?早く

指示簿を書いて下さい」となる訳です。

 

でも、この時点であなたは指導医から、

どんな患者さんかを聞いていないことが

多いですよね。

 

それで看護師さんへの指示出しを

後回しにしてしまう。するとまた病棟から

PHSが鳴らされて・・・、と悪循環です。

 

対策としては、翌日のオーダーや

ルーティンの指示は16時前に出して

おくことです。

 

新規入院患者さんについては、

入院の知らせがあったらすぐに、

指導医に方針の確認をして、

その足で患者さんの様子を見に行き、

挨拶をしてしまうことです。

こうすることで、とりあえずの指示は

書けます。

 

そして、分かる範囲で指示やオーダーを

出して、足りない部分は後で付け足せば

看護師も分かってくれます。

 

看護師も患者さんに何をしてあげられる

のか? 大事なことは何か?の情報共有や

方針の確認をしたいのです。

 

ここをおさえておけば、PHSの鳴る回数を

減らすことができるはずです。

 

看護師を味方につけて、効率の良い

仕事を出来るように工夫してみて下さい。

(編集長)

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