臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

入院時から取り組むべき重要なこと

2020.11.14
カテゴリー: 初期研修

指導医から、「入院が入ったから、

先生よろしく」と連絡が来ました。

 

あなたは、何の疾患?主訴は?

今回の入院中にやることは?

こういったことを指導医に確認

するはずです。

 

この時、指導医が言わなくても、

あなたが考えておかなければ

ならないことがあります。

 

それは何でしょう?

答えは

「どうやって退院させるか?」

です。

 

特に高齢の患者さんの場合

今まで自宅で生活していた人でも、

入院することでADLが一気に悪くなり、

自宅での生活が困難になってしまう

ことがあります。

 

患者さん自身は何とかなりそう

だとしても、いわゆる老々介護と

呼ばれる高齢の夫婦だけの

世帯では、配偶者も病気を抱えて

いたりするので、完全に元のレベルに

戻らないと、自宅で生活できないこと

が良くあります。

 

高齢者の独居者の場合では、

その子どもは遠方に住んでいたり、

全く身寄りがいなかったりすることも

あります。

 

しかも、今まで困っていなかったので、

介護保険などの社会的リソースを

全く利用していなかったり。

 

たとえ同居の家族がいても、

日中は仕事で不在のため

事実上、一人暮らしだったり。

 

医学的には病気が治ったり、

寛解状態に持ち込めても、

このように、「退院できない」

「退院させられない」

という状況に、日常臨床では

非常に多く遭遇します。

  

大事なことは、入院の段階で

患者さんの退院後の生活を

イメージして、看護師やソーシャル

ワーカーやリハビリスタッフと

相談しながら、退院に向けての

準備を始めることです。

 

研修医のうちは、どうしても

医学的なことに関心が向かいます。

 

でも、入院患者さんの病気を治しても、

自宅に帰れないとか帰せない時に

どうしたら良いのかアイデアがないと

非常に困りますね。

 

ちなみに当院の総合内科では、

担当患者さんの入院から退院、

さらに退院後のフォロープランまで

計画を立てる段階から関わっていく

ことを求められます。

 

そんな総合内科をローテーション

してくれた研修医は、

「患者さんの退院のさせ方を

今まで考えたことが無かった」

 

「どうやって退院させるかについて、

看護師さんやリハビリと情報を

共有するようになった」

とよく言ってくれます。

 

疾患を治すこと、コントロールする

ことは重要ですが、患者さんにとって、

どういう形で退院してもらうか?

そのために何をすべきなのか?

あなたも入院の時点から考えて

みてください。

(編集長)

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