臨床研修ブログ

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仕事の進め方の3つのヒント

2021.08.17
カテゴリー: 初期研修

研修医になって、もう5か月目です。あなたも病棟や当直に慣れてきた時期ですが、仕事をしていてもどれも中途半端な感じになっていて、もう少しスマートに仕事を終わらせたい、なんて感じていませんか?

 

実際のところ、ドクターの仕事は非常に幅広いし、いつ呼ばれるか分からない、という特徴があります。指導医から「これやっといて」と頼まれたことを済ませようと思っていたら、看護師さんから声がかかってしまい、結局仕事が全部中途半端になっている。患者さんの疾患について調べようと思っても、いつも後回しになって結局調べていない。

 

大丈夫です、心配いりません。あなただけではありません。

 

でも、自分なりに段取りよく仕事を進める工夫をして行かないと、いつまでたっても同じことの繰り返しです。そこで、仕事の進め方について3つのヒントを紹介しようと思います。

 

①ルーチンワークはさっさと終わらせる。

病棟業務で入院患者さんの指示を出す、点滴のオーダーを出す、入退院の時の必要書類を準備するなど、看護師さんから催促の連絡が来る前にルーチンワークをさっさと片付けましょう。

 

指導医に確認してからだと、結局は後回しにしてやらないままです。指導医に確認しなくても出来るところを、一部分だけでも空き時間にやってしまいましょう。看護師さんには、「分からないところは○○先生に確認してから指示をいれます。」と言っておけばOK。漏れがないようにチェックリストを使うのも非常に有効です。

 

②完璧を目指さない

今まで医学部で勉強してきたあなたは、今日のカルテを一つ書くのも、つい無意識に完璧なものを目指してしまっています。そのために、「後でやろう」と思うのですが、やることがどんどん増えるだけで、結局夕方になってもカルテの一つも完成させていない。なんてことがあるはずです。

 

そこで完璧ではなくとも、ある程度できていればOKと考えると、すごく気が楽になります。完璧でなくとも、カルテを数行でも書いておけば、後で追加や修正することは、それほど辛く感じません。完璧を目指さない、という考え方はとても大事です。

 

③締め切りを決める

人間は締め切りがあると、時間を上手に使えるようになります。試験があると勉強するけど、試験がないと勉強しない(する気が起きない)というのも、試験という締め切りがあるからです。なので、小さいことでも自分で締め切りを設定して、それを守るようにしてみましょう。そうすることで、仕事に優先順位をつけやすくなり、生産性がアップします。

 

ここで紹介した3つのコツは、明日からすぐに出来るものです。効果抜群ですので実際に試してみてください。

  (編集長)

縫合結紮セミナーの一コマ

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