臨床研修ブログ

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研修のコツ・・・なべおたま

2022.04.05
カテゴリー: 初期研修

今回は先日のオリエンテーションで新J1に話したことをシェアします。

 

ご承知の通り初期研修では内科、外科、救急、産婦人科、小児科、精神科、地域医療といった必修ローテーションがあります。初期研修の大きなテーマとして「プライマリケア」があるので、このようなプログラムになっているのですが、あまり気乗りしない診療科もあるのが正直なところだと思います。

 

でも、ちょっと考えてみてください。あまり乗り気じゃない研修医を指導する側の気持ちを考えたことはありますか?

 

教えられる側が、つまんなそうな雰囲気をだしていたら、教える側はテンションが下がります。逆に、研修医が積極的で一生懸命なら、当直明けで疲れていても、ちゃんと教えようとか、やらせてみようという気になります。

 

であれば、イイ感じで指導医からいろいろと教えてもらった方が良いですよね?

 

指導医に媚びを売るという意味ではなく、中身のある良い研修をするためには指導医との双方向のコミュニケーションが重要です。

 

そんな時に、指導医のテンションをあげるためのワードがなべおたまです。

 

な:「なるほど」

べ:「勉強になります」

お:「おっしゃる通りです」

た:「確かに」

ま:「またご指導よろしくお願いします」

 

この「なべおたま」はスーバー指導医として有名な福井大学の林寛之先生が言っていたことです。あるネットの記事に書いてあって、なるほどと思ったので、何年も前から初期研修医のオリエンテーションで紹介しています。

 

林先生は「あいづち上手は、教えられ上手」とも言っています。研修医の側から指導医をうまくをのせれば、いろいろやらせてもらえるはずです。

(編集長)

先輩からのご指導♪

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