臨床研修ブログ
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呼吸器内科専門医と読む胸部X線写真5 井上先生のZoomレクチャーより
山形大学の井上純人先生による「呼吸器専門医と読む胸部X線写真」からのシェアです。
前回までで、井上先生が教えてくれた17個のチェックポイントのうち11までを紹介しました。今回は12番目のルール、それは「肺野は左右対称に、見逃しやすい部位に注意」です。
あなたも聞いたことがあるかもしれませんが、胸部レントゲンでは特に見落としやすい部位があります。それは下図のところ。
これらの部位は左右差を見たり、以前のレントゲン写真があれば比べてみたりと、しつこく見ていく必要があります。
ちなみに、プレゼンの時などに「右上肺野」とか「左下肺野に・・・」とか言いますが、この上肺野、中肺野、下肺野にも定義があるのを知っていましたか?
上肺野は、肺尖部から第2肋骨前端の下縁まで
中肺野は、第2肋骨前端の下縁から第4肋骨前端下縁まで
下肺野は、それ以下 となっています。
何となく使っていましたが、実はちゃんと定義があったので、ぜひ誰かに教えてあげてください。
(編集長)
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