臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
”雑草外科医” 後藤先生の講演会報告
こんにちは。研修医1年目のえむです。
先日当院にて熊本大学病院小児外科・移植外科 “雑草外科医”こと後藤徹先生より「海外からみた日本の医療」と題してご講演いただきました。
講演中の後藤先生
研修医・大学院時代のこと、トロント総合病院での臨床と研究経験など大変興味深くお話しを伺わせていただきました。その中の一部となりますがご紹介させていただきます。先生は、研修医時代や今後のキャリアを考える上で大事なこととして以下のことを挙げておられました。
(1)義務教育的気分から抜け出すこと
(2)カリキュラムに従順な羊をやめること
(3)自分の個性を開花させること
(4)最高水準で勝負すること
(5)挑戦しない理由を勝手に造らないこと。
特に、研修医時代においては、教えてくれない、やらせてくれないという考えは甘く、積極的に学ぶことが大切であること。さらに、個性は研究、留学、学会、論文執筆などの経験を通して形成されてくるものであり、秀でた能力を身につけていくことが大切であることなどご教示いただきました。
また、初めて耳にした言葉でしたが“serendipity(思いがけない幸運や大発見)”は頑張って狙って得られるものではなく、多くの経験を通して突然舞い降りてくるものであるとのお話も心に深く残っています。
後藤先生からのお話を聞かせていただいて、私は10年後どういう医師でありたいのか具体的にイメージしつつ,そして幸運にも得られるかもしれない“serendipity”に少し期待しつつ日々の研修を通して真摯に多くの経験を積ませていただきます!
(えむ)
終了後の記念撮影
近隣の病院からもご参加いただきました
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