臨床研修ブログ

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必ず全部読影する!

2024.10.01
カテゴリー: カンファレンス 内科

先日Zoomで開催された、山形大学の井上純人先生による「呼吸器専門医と読む胸部X線写真」からのシェアです。

 

井上先生が繰り返し強調していたことの一つが前回紹介した「見落としやすい場所を覚えておくこと」でしたが、もう一つ何度も強調していたことがあります。

 

それが一つの所見にとらわれずに必ず全て読影すること」です。

でも、全て読影って、どうすればいいのか?そんな時に役立つ読影の順番を紹介します。

 

井上先生は「小三J」「人のハイ」の2つの読影法を教えてくれましたが、編集長は研修医らに「人のハイ」読影法を勧めています。大事なことは読影の順番を決めて全て読影することですから、どんな読影方法でもいいのですが、今回はこの「人のハイ」読影法を紹介します。

 

まず、「人」で気管→気管支→肺門部をチェックします。

 

「の」で大動脈弓→下行大動脈→心臓を追っていきます。

「ハ」で心臓の輪郭を確認。

「い」で胸膜→CPA→横隔膜→肺野の順にみていきます

 

あなたも胸部X線写真を見るときは「見落としやすい場所を覚えておいて、一つの所見にとらわれずに必ず全て読影すること」を忘れずに繰り返してください!

(編集長)

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