臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

【お知らせ】初期研修医の採用面接について

2020.05.21
カテゴリー: 初期研修

当院では毎年5月中に初期研修医の

採用面接日程を公表しています。

 

今年は新型コロナウイルスの

ことで、様々なことが影響を

受けています。非常事態宣言が

解除になったとはいえ、今後の

流行状況は、誰も予測できません。

 

採用面接に関して、可能であれば、

来院してもらって直接お話を伺い

たいところです。

 

でも、もし再流行してしまったら

無理に来院してもらう訳にもいき

ません。

 

そこで、今年の採用面接から

当院では、従来の形式の

「直接面接}に加えて、Zoomを

利用した「Web面接」を併用する

ことにしました。

 

幸い、多くの方にご利用いただいて

いるWeb版・個別病院説明会

Zoomに慣れてきましたので、

対応できると判断しました。

 

なお、いずれの方法を選択

しても選考基準は変わりま

せん。

 

また、事前に接続環境の確認や

日程調整が必要になると思います

ので、希望される方はできるだけ

早めにご連絡ください。

 

詳細はこちらのページでご確認ください

 

<令和3年度採用 初期臨床研修医> 

募集人数】  

 10名

 

【選考方法】

 小論文および面接

 

・直接面接:

 下記のいずれか希望する日に

 来院いただき面接を行います。

  1. 令和2年 7月25日(土)
  2. 令和2年 8月8日(土)
  3. 令和2年 8月22日(土)

・Web面接:

 下記の期間でZoomを用いて

 面接を行います。

 令和2年7月27日(月)~8月28日(金)

 

 Web面接希望の場合は、

 令和2年8月21日(金)までに

 メールでご連絡ください。

 

・直接面接、Web面接とも、面接日の

 7日前までに下記書類を病院必着で

 郵送してください。

 

【応募書類】

 研修申込書

 履歴書

 卒業(見込)証明書

 小論文

 

詳細はこちらのページでご確認ください  

 

 

—–

新型コロナウイルス感染から身を守る(7) エアロゾル感染

2020.05.19

このシリーズの最後に、エアロゾル

感染について取り上げてみます。

 

今回の新型コロナウイルス感染症

では、エアロゾル感染が心配されて

おり、それを予防するためのN95

マスクが足りない!という報道を

目にしたことがあると思います。

 

このような報道を見ると、N95

マスクがないと新型コロナに感染

してしまう、と思ってしまいますよね。

 

ところで、そもそもエアロゾルとは

何でしょう?

 

エアロゾルとは空気中に存在する

細かい粒子のことを指すそうです。

でもその大きさについては、定義が

ありません。

 

患者さんの咳やくしゃみから、空気

中に病原体を含んだ粒子が放出

されますが、一般的に粒子が大きく、

水分量が多いものほど、重たい

ために速く落下します。一方で、

小さい粒子はいつまでも空気中に

漂っていますが、これらを全部

ひっくるめてエアロゾルと呼んで

いるようです。

 

結核や麻疹など、空気中を

いつまでも漂っている小さい

粒子(<5μm)では、肺胞まで

到達して感染するので空気感染

と呼ばれます。

 

しかし新型コロナウイルスでは

空気感染ではなく、飛沫感染と

考えられています。

 

ただし、エアロゾル感染が原因

と考えられる事例が報告されて

おり、十分な注意が必要なのは

間違いなさそうです。

レストラン内での感染事例(中国)

コーラスの練習での事例(米国)

 

NEJMに、新型コロナウイルスは

エアロゾルの状態で3時間後まで

感染力を持続していたという記事

がありましたが、現時点では

どの程度の頻度で起こっているとか、

どのくらいのリスクがあるのか、

はっきりしたデータはないようです。

NEJMの記事

 

この記事では、いわゆる三密

(密閉、密集、密接)状態を実験的

に再現して感染力を確認したもの

です。

 

やはり、三密状態が続くことで

エアロゾルが空気中を漂って

しまうので、病院内であっても、

それ以外の場所であっても、

こまめに換気をすることで

防ぐことができると言える

でしょう。

 

病院内でエアロゾルを大量に発生

させるものとしては、挿管、気管内

吸引、ネブライザーなど、いろいろ

ありますが、このようなハイリスクの

処置の際はN95マスクを着用する

ことがWHOなどでも勧告されています。

 

逆に、それ以外の状況ではN95

マスクが必須とは言えず、サージ

カルマスク対応でよいようです。

 WHOの感染管理推奨から

ちなみにN95マスクは、きちんと

着用しないと効果がありません。

きちんと着用すると、普通に会話して

いてもちょっと息苦しく感じます。

 

最近、N95マスクをつけて体育の

授業を受けた中学生が死亡した

という中国の報道がありましたが、

編集長の感覚ではN95をつけたまま

走るなんて、絶対無理ですね。

 

さて、新型コロナウイルスの予防策

について紹介してきました。幸い、

茨城県内では新たな感染者も出て

いない状況ですが、必ず第2波、

第3波が来ます。

 

その時に身を守りながら、落ち着いて

患者さんの対応をできるように、

あなたも準備しておきましょう。

(編集長)

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Web版・個別病院説明会の

第2弾を開催しています!

 

レジナビなどのイベントが中止!

病院見学もできない!

こんな状況で、初期研修や

研修病院の情報を、どうやって

手に入れるか悩んであなた。

 

Zoomを使って、当院の研修医と

直接話をしながら初期研修の

ホントのところを聞き出せます。

 

思いのほか好評だったWeb版・

個別病院説明会ですが、

5月29日まで開催しています!

 

詳細はこちらから!

 

個別対応なので、周りを気に

することなく、知りたいことを

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申し込みは、下記の

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更新しました♪ 動画で見る研修医からのメッセージ

2020.05.16
カテゴリー: 初期研修

ちょうど1か月前でのことすが、

当院のリクルートサイト内で

最も閲覧されている、

「研修医の声、インタビュー」

ページ更新をお知らせしました。

 

実は、お知らせするのを編集長が

すっかり忘れていたのですが、

「動画で見る研修医からのメッセージ」

のページに、インタビュー動画を

追加していました。

インタビュー動画はこちら 

 

最初のアップはダイジェスト版で

もしかしたら見てくれた方もいる

かもしれませんが、レジナビの

動画サイトに同じものをアップ

しています。

レジナビ動画のページ

 

今回は、そのダイジェスト版に加え

インタビューに応じてくれた4名の

研修医それぞれの動画がアップ

されました。

インタビュー動画はこちら 

 

編集長のいないところで撮影

したのですが、みんなイイこと

言ってます(笑)。ぜひご覧ください!

インタビュー動画はこちら 

(編集長)

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水戸済生会・内科専門研修のご案内

2020.05.14
カテゴリー: 後期研修

専門研修(後期研修)について、

いくつかお問い合わせいただいて

いますので、今回は当院の専門研修

についてのご案内です。

 

当院では、内科の基幹型専門研修

プログラムを有しています。

 

そのほかの診療科は、筑波大学

などの専門研修プログラムの

協力病院となっています。

 

内科専門研修は、実績として

専攻医1年目と3年目がそれぞれ

1名ずつ在籍しており、この他に、

他施設からローテーションもいます。

 

正直なところ、まだまだ実績は少ない

のですが、当院で内科専門研修を

行うメリットはいろいろあるので、

もっと知ってもらいたいところです。

 

特徴を挙げると、

消化器内科、循環器内科、腎臓内科を

中心に、できるだけ早くサブスペシャルティ

領域の専門医資格(以下、サブスペ

専門医)を取得することを目指しています。

 

消化器内科、循環器内科、腎臓内科

では施設を異動することなく、当院

のみの研修で、サブスペ専門医試験を

受験できます。また、各領域で関連する

多くの資格を取得可能です。

 

このため、個々の希望を聞きながら、

希望診療科の連動研修(並行研修)を

取り入れて、プログラムを組んでいます。

 

ただし、知っておいて欲しいことが

あります。

 

内科専門研修プログラムでは、内科

全領域の症例経験が求められます。

 

初期研修中に経験した症例も一部

含めることができますが、いまさら

全領域の症例を経験しなければ

ならないのは、なぜでしょうか?

 

それは、同じ内科領域にもかかわらず

あまりに専門性が高くなってしまった

弊害を何とかしたいと、いう危機感が

内科学会にあるからです。

 

例えば、同じ消化器内科なのに、

肝臓屋と内視鏡屋とで

「それはうちじゃねえ」

患者を押し付けあっている。

 

循環器内科では、心不全患者を

虚血屋と不整脈屋とで、

「あっちに聞いてくれ」

 

専門領域しか研修していないと、

患者さんを振られても

「それはうちじゃねえ」

となってしまいます。

内科学会の専門研修プログラムの

「理念と使命」にいろいろ書いて

ありますが、大胆に意訳すると

 

「得意・不得意があっても、

まずは患者さんを診察してみる」

 

そのうえで

「適切な診療科に相談できる」

ようになってもらう。

 

これが内科専門研修の大事な

目的だと考えています。

 

ここで、勘のいいあなたは、

疑問を持つかもしれません。

 

最初に書いたように、当院では

サブスペ専門医取得を勧めており、

矛盾しているのではないか?

 

当院が、早期にサブスペ専門医

取得を勧める理由は、

あなたに自信をつけてもらいたい

からです。

 

内科領域は幅広く、すべてを深く

習得することは並大抵のことでは

できません。

 

でも、自分の好きな領域であれば

たとえ手技はできなくとも、

治療方針について判断したり、

その領域の専門医と議論ができます。

 

他の診療科の先生から、相談さ

れたり、頼りにされます。

これは大きな自信になります。

 

当院では、内科専門研修プログラムを

とおして、総合診断能力を有する

スペシャリストとして、同時に医療を

支えるチームの一員として『疾患』

のみならず『患者さん』を診ることが

できる医師を目指して欲しいと

考えています。

 

循環器内科のページはこちら

消化器内科のページはこちら

腎臓内科のページはこちら

(編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

専門研修をどうしたらよいのか

お悩みのあなた

 

Zoomを使って、当院の専門研修

についての質問や相談ができます。

 

ご希望の各診療科のスタッフ医師や

専攻医が直接お答えします。

 

当院の専門研修だけでなく、

各診療科の情報を得る良い機会に

なりますので、ぜひご参加ください。

 

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新型コロナウイルス感染から身を守る(6) 靴底から感染拡大?

2020.05.12

今回は靴底からの感染拡大に

ついて取り上げてみます。

 

そもそも、靴底からの感染

拡大の可能性については、

ICUの床からもコロナウイルスが

検出されたという中国からの

報告がもとになっています。

Emerging Infectious Diseaseのページへ

 

確かに、靴底にくっついた

ウイルスで院内だけでなく、

自宅などに持ち込んだらイヤ

ですよね。

 

Web上では、中国で子どもが

登校時に靴の裏を消毒して

から校内に入る動画をみつけ

ましたが、ホントに必要なので

しょうか?

 

結論から言うと、床からウイルスが

検出されたものの、それが感染拡大に

つながったという報告はありません。

また、靴裏の消毒も効果不明です。

 

証明されていないだけで、靴底の

消毒もやった方がイイのでは?

という意見もあると思います。

(実際にやるとなると、次亜塩素酸

の濃度管理など、結構面倒です)

 

ですが、ちょっと考えてみてください。

前回の記事でも書きましたが、

ウイルスが体内に侵入する門戸は

目、口、鼻の粘膜です。足の裏から

ではありません。

 

もし、あなたが病院の床で腕立て

伏せをした後に、手をなめることは

ないと思いますが、手指衛生をせずに

髪を触ったり、キーボードやPHSを

触れば、感染するかもしれません。

 

でも、それは手指衛生でクリアできます。

 

それでも心配で、靴を交換したり、

シューズカバーをするのは構いません

が、履き替えた後やカバーを外した

後に手指衛生をしなければ、せっかく

靴を気にした意味がありません。

 

靴底消毒は、かなり以前(編集長が

研修医のころ)には、手術室などに

入室する際、クリーンマットと言われ

るものの上を歩いて、靴底をきれい

にする習慣がありました。しかし、

効果不明ということで、今はやら

なくなりました。

 

ただし、「荷物の床置き」には

気を付けておく必要があります。

 

例えば、カバンなどを床置きした後に

机に載せれば、机が汚染されます。

 

床置きしたカバンを机に載せない、

カバンの底を触らない、触ったら

手を洗うのを忘れないようにしましょう。

(編集長)

さて、これから患者さんの診察

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新型コロナウイルス感染から身を守る(5) やはり手指衛生

2020.05.09

前回までは標準予防策、飛沫感染

予防策、接触感染予防策について、

主に教科書的な話を紹介してきました。

 

どれも大事なことは理解できますが、

でも一方で、新型コロナウイルスでは

エアロゾル感染とか、靴底から感染

拡大の可能性も指摘されており、

何を、どこまでやるのが正解なのか

分からない、という状況だと思います。

 

ここで話を戻しますが、そもそも

感染が成立するためには、ウイルスが

体内に侵入しないといけません。

健常人であれば、その侵入門戸は、

目、口、鼻の粘膜からです。

 

目はフェイスガードやゴーグルで、

口と鼻は、サージカルマスクや

N95マスクで守ることができます。

(ちなみに本来N95マスクは、空気

感染の予防に用いられるもの

と考えて下さい)

 

しかし、いくらマスクやガウン、

手袋をつけていても、外すときに

汚染したガウンやマスクに手が触れて

しまい、その汚染された手で顔や

口元に触れてしまったら感染して

しまいます。

 

手指衛生をしていない汚染された

手で、つい目をこすってしまっては

何にもなりません。

 

ポイントは、顔や髪を触る前に、

手指衛生をすることです。

WHOの感染管理推奨から

 

また、ナースステーションも

油断できません。ドアノブや

パソコンのキーボード、マウスも

接触感染経路になりうることが

指摘されていますし、スマホや

PHSも通話する時に顔や口もとに

触れれば危ないですよね。

 

パソコン操作の前後で手指衛生

PHSは、よくアルコール綿などで

拭いて、スマホはスピーカーホンで

話すなど、顔に近づけない工夫が

必要です。

 

基本中の基本である手指衛生を

おろそかにしては、予防策の

意味がなくなってしまいます。

 

あなたの身を守るために、

もう一度手指衛生について

確認してください。

(編集長)

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研修医を育ててくれるのは・・・

2020.05.07
カテゴリー: 初期研修

初期研修医にとっては毎日の

ささいな事すべてが勉強ですが、

それをいつも指導医が手取り

足取り教えてくれる訳では

ありません。

 

大学なら指導教官がいますが、

市中病院では、医師は診療が

主体になるのはやむを得ません。

忙しい時間の隙間で研修医に

ポイントを教えたり、フィード

バックしています。

 

でも、実際に研修が始まると

気づくことですが、指導医から

教えてもらうよりも看護師さん

から教えてもらうことが、

実は多いのです。

 

編集長も、研修医のころに

看護師さんたちに大事なことを

たくさん教えてもらいました。

それだけでなく、数多くの失敗の

フォローしてもらいました。

ホント有難うございました”(-“”-)”

 

実は、当院には診療看護師が

いて研修医の指導に大きく

関わっています。

 

診療看護師というと、あまり

なじみがないかもしれません。

実際のところ、日本では診療

看護師と言う職業はありませんが、

海外のNP(Nurse Practitioner)を

参考に養成され、一部の病院では

臨床の最前線で活躍しています。

 

当院の診療看護師である青柳は、

看護師教育に積極的に関わって

おり、「出直し看護塾」という名で

いろいろ教材まで作っています。

 

今回はその中から、COVID19診療に

関連して、人工呼吸器に関する

解説動画を無料で公開してくれて

います。

YouTubeで見てみる

 

あくまでも看護師向けですので

物足りないかもしれませんが、

人工呼吸器に関する必要最低限の

知識を約90分にまとめてあり、

医学生や研修医の苦手意識を

取り払うには十分役立ちます。

 

実際に人工呼吸器を学ぼうとすると、

かなり奥が深い領域なので、とくに

最初は学習が進みません。

人工呼吸器はちょっと苦手だな・・・

と思うあなたは、ぜひご覧ください。

 YouTubeで見てみる

 

臨床では医師だけではなく、

看護師をはじめとしたコメディカル

からも学ぶことがたくさんあります。

 

当院には経験実績豊富なコメディカル

スタッフがたくさんいて、あなたの

研修をサポートしてくれますよ。

(編集長)

ちょっとした時間を使ってミニレクチャー

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新型コロナウイルス感染から身を守る(4) 接触感染予防策

2020.05.05

新型コロナウイルス感染症は

飛沫・接触感染で感染が拡大

することが分かっています。

 

感染から身を守るためには

標準予防策と経路別予防策

である飛沫感染予防と接触感染

予防を徹底することです。

 

飛沫感染予防策に続いて

今回は接触感染予防策

紹介します。

 

接触感染とは、患者との直接接触

または患者が使用した物品や

環境表面などの間接接触により

感染することです。

 

ということは、予防策として

・患者配置

原則として個室で、患者移動は

室内にとどめる。個室が無理なら、

同じ微生物による感染症患者と

同室は可

 

・個人防護具

患者や病室に触れる場合は

手袋着用。

患者に直接接する時や病室

環境に触れる場合ははビニール

エプロンかガウン着用。

退室前に個人防護具を外して、

ビニール袋で密封し破棄する。

個人防護具を外した後は、

室内環境や物品に触れない

ようにすることです。

 

・患者移送

排菌部位を被覆して搬送

十分な手洗い。

待ち時間がないように手配

 

・その他

食事やごみ、リネンやカーテン

の洗濯、部屋の清掃には、

特別な対応は必要なし

聴診器や血圧計などは

患者専用にする。

カルテや回診車を病室内に

持ち込まない

退院後に病室のカーテンは交換。

 

これらが教科書的な接触感染

予防策となります。

 

接触感染予防では、手袋や

エプロン(もしくはガウン)を

使用しますが、個人防護具を

外した後での手指衛生を

忘れては、個人防護具も

意味を成しませんので、

くれぐれもご注意ください。

 

参考文献:

感染対策まるごと覚書ノート

医療機関における新型コロナ

ウイルス感染症への対応ガイドVer2.1

(日本環境感染学会)

(編集長)

研修医のインタビュー動画がアップされています。

ぜひご覧ください!

インタビュー動画はこちら

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【御礼】4周年を迎えました!

2020.05.02
カテゴリー: 初期研修

いつも当ブログをご覧いただき有難う

ございます。

 

このブログを始めてから、この5月で

4周年を迎えました。

 

こうして4周年を迎えることができた

のも、あなたが読んでくれている

からです。ホントに有難うございます。

 

このブログでは、当院のイベントは

もちろんのこと、初期研修医や

医学生のあなたに知ってもらいたい

ことや、病棟やERで患者さんを

見ながら研修医に説明したことなど

日常で気づいた内容を記事にして

います。

 

最近では、病棟で研修医と話す

時でも、「それはブログに載せてる

から、あとで見といてね」と、

編集長の記憶があやふやな

ところをごまかすツールとして

使っています(笑)

 

これからも、あなたに役立つように、

そして、当院の研修をもっと知って

もらえるように、続けていきたい

と思います。

 

これからも、どうぞよろしくお願い

いたします。

 

ところで、当院のリクルートサイト

研修医のインタビュー動画がアップ

されました。

「動画で見る研修医からのメッセージ」

 

同じ動画が、レジナビの動画サイト

掲載されています。

レジナビの動画サイトはこちら

 

今後は、リクルートサイトの動画が

バージョンアップされる予定です

ので、ご期待ください。

 

さらに、Web版・個別病院説明会も

いったん終了としますが、思った

以上に好評でしたので、連休明けに

再開予定です。ぜひお申し込みください。

(編集長)

3密気味ですが・・・・、血液培養採取の

ベストプラクティス講習中

—–

新型コロナウイルス感染から身を守る(3) 飛沫感染予防策

2020.04.30

前回までは標準予防策について

紹介しました。今回から経路別

予防策について紹介していきます。

 

経路別予防策とは、

病原微生物ごとに感染経路が

決まっており、その経路に応じて、

一歩踏み込んだ対策を行うこと。

あくまで標準予防策とセットで

行う必要があります。

 

感染経路には

・空気感染

  結核、麻疹、水痘

・飛沫感染

 インフルエンザ、風疹など

・接触感染

 MRSA、CDI、ノロウイルスなど

 

これら3つの経路がありますが、

新型コロナウイルス感染症は

飛沫・接触感染で拡大することが

分かっています。

 

今回は飛沫感染予防策に

ついてです。

 

飛沫感染は、咳、くしゃみ、

会話、気管吸引、気管支鏡

検査などに伴い発生する飛沫が、

目、鼻、口の粘膜に付着して

感染するものです。

 

教科書的には、飛沫直径は

5μmより大きく、飛散する

範囲は2m以内。床面に落下

するとともに感染性はなくなる

とされています。

 

ということは、予防策として

・患者配置

個室で、患者移動は室内にとどめる

個室が無理なら、同じ微生物による

感染患者は同室可

 

・個人防護具

患者に近づく、処置をする時は

サージカルマスクを着用

 

・患者移送

患者が室外に出るときは

患者にサージカルマスク

 

・その他

食事やごみ、リネンやカーテンの

洗濯、部屋の清掃には特別な

対応は必要なし。退室後は

通常の清掃に加えて、高頻度

接触表面の清拭、消毒を重点に

行う。病室のカーテンは交換。

 

これらが教科書的な飛沫感染

予防策となります。

 

新型コロナウイルス感染では、

N95マスクが不足しているとの

報道をよく見かけますが、

通常はサージカルマスクでOKです。

 

でも、気管挿管や抜管、心肺蘇生、

用手換気、気管支鏡検査、ネブライザー、

気管吸引などの、患者さんの

すぐそばでの処置は、飛沫が直接

かかる危険があるので、フェイス

ガードが追加されます。

 

さらに、これらの処置はエアロゾルが

発生しやすいので、エアロゾル

対策としてN95マスクと部屋の換気が

必要になります。

 

N95マスクがないと、新型コロナ

ウイルスの診療はできないと

誤解している人がいますが、

その状況で何が必要で、

何が必要ではないのかを

よく考えて対策を取りましょう。

 

参考文献:

感染対策まるごと覚書ノート

医療機関における新型コロナ

ウイルス感染症への対応ガイドVer2.1

(日本環境感染学会)

(編集長)

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