臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
輸液ならどうする?・・・・第26回鑑別診断道場より
第26回鑑別診断道場の特別講演から
最後の記事になります。
前回は小児の脱水への対応として、
経口補水療法について紹介しました。
では輸液(経静脈的輸液療法)なら
どうすればいいでしょうか?
前回と同じ1歳3か月 10㎏の小児
で、考えてみましょう。
まずは初期輸液として細胞外液
もしくは1号液を10~20ml/㎏を
1~2時間で点滴します。
つまり、
200mlを2時間で点滴するので、
100ml/hで開始します。
尿が出たことを確認して、下にある
Holiday-Segarの式を参考に維持輸液を
考えましょう。
体重が10㎏なら、40ml/hの点滴速度
となります。
前回紹介した経口補水療法の指導と
今回の点滴の目安を覚えておけば、
ERで焦らなくて済むようになりますよ。
ぜひ使ってみてください。
(編集長)
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どうやって研修病院を決めたらいいのか
分からない・・・。
それには病院見学をするのが一番です。
さらに直接研修医から話を聞くのがベストです。
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