臨床研修ブログ

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下部尿路障害 その5

2019.12.07

アラレちゃんの下部尿路障害の解説。

今回は排尿障害の治療に関してです。

 

<治療・排尿障害に対するアプローチ>

女性の排尿障害の頻度は低く、

男性がほとんど。

 

①内服薬やアルコール摂取の確認

感冒薬・鎮咳薬・抗ヒスタミン薬・

抗コリン薬・抗うつ薬により排尿困難や

尿閉をきたす。アルコールは排尿筋の

収縮力を直接低下させることで症状を

増悪させる。

 

②薬物療法

α1遮断薬は前立腺平滑筋および

膀胱頚部平滑筋の緊張を低下させる。

副作用としては起立性低血圧、射精障害

がある。他に5α還元酵素(前立腺体積を

低下させる。ただしPSAが低下するため

使用前にPSA値を確認する必要がある)、

PDE5阻害薬(平滑筋にNOを作用させ

平滑筋弛緩を促進する)がある。

 

③尿道カテーテル留置

留置は尿閉の場合。以後の排尿管理は

泌尿器科へコンサルトが必要となる。

(アラレちゃん)

 

ERCPを終えて、患者さんの入れ替え中

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