臨床研修ブログ
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直腸潰瘍 その4
直腸潰瘍についてくま先生のまとめの続きです。今回はNSAIDS起因性大腸潰瘍についてです。
【NSAIDS起因性大腸潰瘍】
*NSAIDSでも坐薬と内服で臨床像が異なるようです。
<好発年齢>
坐薬:高齢者
内服:年齢は20~90歳台と幅広いが、60歳台に好発
<性 差>
坐薬、内服とも性差なし
<機 序>
NSAIDSの腸管循環に伴う局所濃度の上昇により粘膜防御機転の破綻や透過性亢進が惹起されることによる。
<発症時期>
坐薬:投与後数週間
内服:投与後数週間(膜様狭窄は数年)
<症 状>
坐薬、内服ともに下血
<発生部位>
坐薬:直腸下部
内服:回盲弁上唇、右側結腸
<内視鏡所見>
境界明瞭な潰瘍
類円形・地図状
膜様狭窄+輪状狭窄
<病 理>
非特異的所見
<治 療>
NSAIDS中止
手術、ステロイド
メサラジン
狭窄に対しては内視鏡下バルーン拡張
(くま)
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