臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
【本年度3回目】田口先生の”皮膚科レジデントレクチャー”
水戸協同病院皮膚科部長、筑波大学臨床教授の田口先生による、皮膚科レクチャーが12月初めに開催されました。
毎回ためになるので、当院の研修医からの評価も非常に高く、出席率も高い!レクチャーです。8月の帯状疱疹、9月の薬疹に続いて、今回は外用薬の基本について教えていただきました。
今回もレクチャーの中から少しシェアします。
まず、皮膚疾患のカテゴリ別頻度をザックリいうと、約1/2がアレルギー、つまり蕁麻疹、アトピー、かぶれ、薬疹に該当するそうです。となると、治療に用いられる外用薬はステロイドということになります。
そのステロイドの使い方のポイントは
・「顔首」「陰部」は弱く!
・ 足底・手掌は最強で
・ その方は、その中間で
具体的な処方例は下のようになります。
そして、ステロイド外用薬を使う上での、注意すべき3つのポイントは、
① 湿疹を疑ったらステロイド外用薬の使用はOK
② 1か月で良くならなかったら一度立ち止まる
③ 4つの「カ」を思い出す
4つの「カ」とは → カポジ水痘様発疹症、疥癬、カビ、Carinoma in situ
あなたもステロイド外用薬を使えるようになりましょう♪
(編集長)
軟膏の塗り方も実践♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
水戸済生会総合病院の臨床研修は
総合診断能力を有するスペシャリスト
を目指します
◆病院見学に来ませんか?
当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!
病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。
なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。
↓
https://recruit-mito-saisei.jp/entry