臨床研修ブログ
水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。
どう向き合うべきか?
臨床では患者さんが亡くなる
場面に遭遇します。そんな時、
あなたはどう受け止めて、
どう対処していますか?
そして残された家族にどういう
言葉をかけていますか?
少し前のことですが、ERでこんな
ことがありました。
50歳代の男性で、職場で突然の
心肺停止となり搬送されてきました。
結局のところCPRを行っても蘇生できず、
到着した家族はERで号泣していました。
こんな状況で、あなただったら残された
家族にどのように声をかけるでしょう?
考えてみて下さい。
↓
↓
編集長も正解を持っていないし、
いつもできている訳ではありませんが、
できることなら、少し落ち着いた
ところで、亡くなった患者さんが
どんな人だったのかを
家族に聞いてみると思います。
家族が亡くなった患者さんのことを
話すこと死を受け入れることにつながる
からです。でも、それにはある程度の
時間も必要なので現場では難しいことも
多くあります。
ある研修医は「研修を始める前は
人が死ぬのが怖くて、避けたかった。
でも、研修を始めてから、たとえ治療が
何もできない状況でも、患者さんや
家族と話をするだけで役に立っている
ことが分かった」という趣旨の話を
してくれました。
あなたもこれから何人も患者さんの
死と向き合います。それが我々の
重要な仕事の一つです。
一番よくないことは、どう対処したら
よいのか考えなくなること。
どう受け止めて、なんと声をかけるのが
良いのか、時々でも時間を取って
考えてみてください。
(編集長)
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