臨床研修ブログ

水戸済生会総合病院は、救急医療から緩和医療まで多彩な症例が経験できる総合力の高い地域の基幹病院です。
医師の生涯のうち最も実りある初期臨床研修期間を私たちは強力にサポートします。

【御礼】レジナビにご参加ありがとうございました!

2022.06.02
カテゴリー: 初期研修

5月31日にレジナビFairオンライン 6年生対象 ~今からでも間に合う!病院特集~ に当院も参加しました。多数の方にご参会いただき有難うございました!

 

ご承知の通り、研修病院探しではレジナビは完全に定番となっています。20分という短い時間ですが、司会がいて上手に進行してくれるので、沈黙の時間がなく我々としてもやりやすいですね。

 

いつも通り、前半は病院説明、後半は研修医も加わっての質疑応答でした。今回はJ1研修医の藤森先生と成田先生が質疑応答に対応してくれました。

 

開始前なので、二人とも緊張気味

 

実は、前半の病院説明のところは臨床研修センターの副センター長で消化器内科の金野先生のデビュー戦でした。本番前はだいぶ緊張していた金野先生ですが、ゆっくり話ながらも時間ぴったりにプレゼンを終える正確性はさすがでした。

 

直前まで原稿の入念なチェック

 

今後はレジナビサイトにある当院のページで動画も掲載されるはずでので、是非ご覧になってください。

 

6月も参加予定のWeb病院説明会があります。近くなったらご案内しますので、ぜひご参加ください!

(編集長)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆次は、6月22日(水)開催のレジナビです

レジナビFairオンライン 2022夏 東日本Week にぜひご参加ください!!

 

レジナビFairオンラインのページはこちら

 

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆インスタもやっています♪

当院の初期研修医らが、院内でのショットを載せていきます。

ぜひフォローお願いします!

さっそくインスタを見てみる

 

◆専門研修ブログもご覧ください!

当院には基幹型内科専門研修プログラムがありますが、その強みは消化器内科、循環器内科、腎臓内科の診療体制です。あなたも最短で内科専門医、そして施設を異動することなくサブスペシャルティ専門医と関連する各種の資格を取得できます。そんな内科専門研修プログラムを紹介するブログもぜひご覧ください。

水戸済生会の専門研修ブログはこちら

 

 

【お知らせ】令和5年度採用初期研修医の採用について

2022.05.26
カテゴリー: 初期研修

当院では毎年5月中に初期研修医の採用面接日程を公表していますが、来春採用者の募集要項を当院サイトにアップしました。

募集要項のページはこちら

新型コロナウイルス対応として始めた直接面接とZoomを用いたWeb面接の併用を今年も継続します。また、応募はWebのみで完結するので、紙への印刷や郵送が不要です!

直接面接は2回開催しますが、それぞれ8名までとし、直接面接が定員に達した場合はWeb面接になりますのでご了承ください。またWeb面接では日程調整が必要ですので、できるだけ早めにお申し込みください(昨年よりも締め切りが若干早くなっていますのでご注意ください)。もちろん、いずれの方法を選択しても、選考基準に違いはありません。

そしてWebでの応募を昨年から導入しましたが、紙の書類なしで手間がかからず非常にラクです。今年も6月中旬からWebでの応募フォームを運用開始しますので、このブログや病院サイトでお知らせいたします。あなたの応募をお待ちしています!

(編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆次は、5月31日(火)開催のレジナビでお会いしましょう

レジナビFairオンライン 6年生対象 ~今からでも間に合う!病院特集~

5月31日 18時から登場します!

ぜひご参加ください!!

 

レジナビFairオンラインのページはこちら

 

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆インスタもやっています♪

当院の初期研修医らが、院内でのショットを載せていきます。

ぜひフォローお願いします!

さっそくインスタを見てみる

 

◆専門研修ブログもご覧ください!

当院には基幹型内科専門研修プログラムがありますが、その強みは消化器内科、循環器内科、腎臓内科の診療体制です。あなたも最短で内科専門医、そして施設を異動することなくサブスペシャルティ専門医と関連する各種の資格を取得できます。そんな内科専門研修プログラムを紹介するブログもぜひご覧ください。

水戸済生会の専門研修ブログはこちら

 

 

【御礼】エムスリー関東エリア合同座談会にご参加ありがとうございました!

2022.05.24
カテゴリー: 初期研修

5月21日にエムスリーの関東エリア合同座談会が開催され、当院も参加しました。

 

エムスリーは昨年と同様に司会ありの40分枠でしたが、予想を大きく超える60名近くの方にご参加いただきました。司会の進め方も上手でしたが、さらに直接質問もいただき、あっという間の40分間でした。改めて、参加していただきどうも有難うございました。

 

この中でローテーションに関する質問があったので、回答をシェアしておきます。

 

Q:ローテーションはどうやって決めているのですか?

 

A:J1のうちに内科系、救急科を優先してローテーションを組んでいますが、なるべく2年目に自由度を残しておくために外科や小児科、産婦人科を適宜組み込んでいきます。当院には小児科や産婦人科志望の研修医も多いのですが、彼らの中には小児科や産婦人科の2か月ローテを希望する人もいます。特に産婦人科は他院からのローテで来る研修医も多いことから、毎年調整に頭を悩ませています。とは言っても、できるだけ当院の研修医の希望に沿う形で作ろうと、今のJ1には国試前にローテ希望を聞いて何とか作ったのですが、100%全員の希望にはならないのが実情です。

 

なお2年目のローテは、J1の夏と冬に面談をして翌年のローテを相談していきます。まず外病院でのローテを決めて、それが確定してから院内のローテも決まるという流れです。

(編集長)

今回はこの二人が担当しました♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆次は、5月31日(火)開催のレジナビでお会いしましょう

レジナビFairオンライン 6年生対象 ~今からでも間に合う!病院特集~

5月31日 18時から登場します!

ぜひご参加ください!!

 

レジナビFairオンラインのページはこちら

 

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆インスタもやっています♪

当院の初期研修医らが、院内でのショットを載せていきます。

ぜひフォローお願いします!

さっそくインスタを見てみる

 

◆専門研修ブログもご覧ください!

当院には基幹型内科専門研修プログラムがありますが、その強みは消化器内科、循環器内科、腎臓内科の診療体制です。あなたも最短で内科専門医、そして施設を異動することなくサブスペシャルティ専門医と関連する各種の資格を取得できます。そんな内科専門研修プログラムを紹介するブログもぜひご覧ください。

水戸済生会の専門研修ブログはこちら

 

 

リスクの伝え方

2022.05.14
カテゴリー: 初期研修

あなたは手術の説明をして同意書にサインをもらったことはありますか?まだやったことがない人が大多数かもしれませんが、いずれ似たようなことをする必要がでてきます。そんな時に手術のリスクをどう伝えるのか?考えたことはあるでしょうか?

 

例えば、高齢で腎機能も悪い患者さんで周術期死亡率が5%と予想される手術の説明をするとしましょう。

 

患者さんは「先生におまかせします」というばかりですが、死亡率5%の手術は通常の冠動脈バイパス手術(CABG)の死亡率が1~2%ですから、かなりリスクの高い手術ということになります。なので、あなたはもっと深刻に捉えて欲しいと思っています。

 

この時、あなたは

① この手術は死亡率は5%の手術です。

② この手術では20人に1人が死亡する可能性のある手術です。

どちらで説明しますか?ちょっと考えてみてください。

リスクを自分のこととして捉えてもらいたい時は、②の説明の方が伝わりやすと言われています。

 

「5%」も「20人に1人」も、どちらも同じことを言っているのですが、「20人に1人」と言われた方が人は、より「もしかしたら自分の身に起こるかもしれない」と考えるそうです。

 

他の具体的な例を考えてみると、似たようなことがコロナワクチンでもありました。

 

1回目のワクチン接種が始まったころに、「ワクチン接種後に〇〇人死亡した」という報道が良くありました。でも、ワクチンの接種回数がその時点ですでに何万回という状況だったので死亡率は非常に低い頻度だったはずです。さらにワクチンと死亡には前後関係はあるかもしれませんが、ホントにワクチンの影響なのかという因果関係は分からない状況だったのに、患者さんの中には非常に不安に受け止めていた人が多くいました。「〇〇人死亡」という実数でリスクを自分のことと受け止めやすくなったのだと思います。

 

リスクを伝えるとき、同じことを言っているのに相手にどのように受け取られるかについては、私たちはもっと注意を払った方がよさそうです。

           (編集長)

PICC前に患者カルテを確認中

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆次は、5月21日(土)開催のエムスリーです!

<関東・甲信越エリア>研修病院ナビ合同座談会に参加します

 

 エムスリーのページはこちら

 

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆インスタもやっています♪

当院の初期研修医らが、院内でのショットを載せていきます。

ぜひフォローお願いします!

さっそくインスタを見てみる

 

◆専門研修ブログもご覧ください!

当院には基幹型内科専門研修プログラムがありますが、その強みは消化器内科、循環器内科、腎臓内科の診療体制です。あなたも最短で内科専門医、そして施設を異動することなくサブスペシャルティ専門医と関連する各種の資格を取得できます。そんな内科専門研修プログラムを紹介するブログもぜひご覧ください。

水戸済生会の専門研修ブログはこちら

 

 

【御礼】マイナビResident Festivalにご参加ありがとうございました!

2022.05.12
カテゴリー: 初期研修

5月11日にマイナビResident Festivalが開催され、当院も参加しました。

 

マイナビの説明では、300名を超える参加申し込みがあったそうですが、当院のブースにも30名弱の方が参加していただきました。どうも

有難うございました。

 

前半ではスライドを使っての病院説明、後半はチャットでの質問に研修医が答えるという形で行いました。いろいろご質問いただき、時間もあっという間に過ぎてしまいました。質問に答えてくれた研修医は2人ともJ1だったので、例えば当直もまだ数回しか経験していないため、はっきりお答えできない部分もありましたが、実際に研修を始めてみての感想は参考になったと思います。

 

これからの時期、各社のWeb説明会が開催されますが、ぜひ参加いただいて質問してください!お待ちしています!!

           (編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆次は、5月21日(土)開催のエムスリーです!

<関東・甲信越エリア>研修病院ナビ合同座談会に参加します

 

 エムスリーのページはこちら

 

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆インスタもやっています♪

当院の初期研修医らが、院内でのショットを載せていきます。

ぜひフォローお願いします!

さっそくインスタを見てみる

 

◆専門研修ブログもご覧ください!

当院には基幹型内科専門研修プログラムがありますが、その強みは消化器内科、循環器内科、腎臓内科の診療体制です。あなたも最短で内科専門医、そして施設を異動することなくサブスペシャルティ専門医と関連する各種の資格を取得できます。そんな内科専門研修プログラムを紹介するブログもぜひご覧ください。

水戸済生会の専門研修ブログはこちら

 

 

【御礼】7年目になります!

2022.05.07
カテゴリー: 初期研修

いつも当ブログをご覧いただき有難うございます。

2016年5月9日から始めたこのブログですが、今月で6周年を迎えました!そして、7年目に入ります!!

 

気が付くとあっという間という感じですが、こうして長いこと続けてこれたのも、あなたが読んでくれているからです。改めて御礼申し上げます。そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

このブログでは、当院のイベントや研修の実際、そして初期研修医や医学生のあなたに知ってもらいたいこと、病棟やERで役立つ知識などを記事にしています。また、研修医たちのアウトプットの場としても活用させてもらっています。

 

どういうことかと言うと、学会発表するほどではないけど印象に残った症例や、今後も使える知識などを、自分の後輩や一緒に仕事する看護師さんたちに説明するような感じで書いてもらっています。

 

またこれだけ続けていると、正直ネタにも困ってくるのですが、以前の記事を加筆修正して再リリースさせてもらっています。自分で言うのもなんですが、前からイイこと役立つことを書いているので、改めて読んでいただけると嬉しいです(笑)。

 

これからも当院の研修をもっと知ってもらい、なおかつ、あなたに役立つ内容をお伝えできるように、このブログを続けていますので引き続きご愛読をお願いいたします。

           (編集長)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆インスタもやっています♪

当院の初期研修医らが、院内でのショットを載せていきます。

ぜひフォローお願いします!

さっそくインスタを見てみる

 

◆専門研修ブログもご覧ください!

当院には基幹型内科専門研修プログラムがありますが、その強みは消化器内科、循環器内科、腎臓内科の診療体制です。あなたも最短で内科専門医、そして施設を異動することなくサブスペシャルティ専門医と関連する各種の資格を取得できます。そんな内科専門研修プログラムを紹介するブログもぜひご覧ください。

水戸済生会の専門研修ブログはこちら

 

 

紹介状を書く時(7)・・・まとめ

2022.05.05
カテゴリー: 初期研修

さて、前回までで紹介状の書き方について5つのパターンに分けて紹介してきました。

 

繰り返しになりますが、紹介状を書くときには誰に対して書いているのかを明確にする必要があります。相手がどんな情報を知りたいかを考えながら紹介状を書くようにしましょう。

 

そして、初めのうちは難しいかもしれませんが紹介状1通を仕上げるのに半日かかってしまった・・・、なんてことのないように効率よく書けるように工夫が必要です。こんな時は自分なりのテンプレートを作っておくことをお勧めします。現在の電子カルテにはそのような機能があるので、今まで紹介してきたような5つのパターンをテンプレート化しておくと便利かもしれません。そこまでできなくとも、初めと終わりの文章だけでも作っておくと時間の節約になります。

 

今回の記事でこのシリーズは最後ですが、最後に大事なことを一つ付け加えます。紹介状は患者さんが切れ目のない医療を受けるために必要なものだと思いますが、同時にあなたの評価を決める大事な書類でもあります。

 

何故だか、ちょっと考えてみて下さい。

 

あなたがクリニックの先生と直接会うことはなかなかありません。電話で話すこともほとんどありません。となると、クリニックの先生が自分の患者さんをどんな先生が担当してくれたのかを判断するのは、患者さんからの評判と、あなたの書いた紹介状だけということになります。

 

入院中の経過についてはあなたが誰よりも把握しているはずです。要点をおさえた、分かりやすい、相手に配慮した紹介状は間違いなくあなたの評価を高めてくれます。是非とも、評価される紹介状を書けるように頑張ってください。 

           (編集長)

PICC挿入中の一コマ

みんなに見つめられて緊張!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆インスタもやっています♪

当院の初期研修医らが、院内でのショットを載せていきます。

ぜひフォローお願いします!

さっそくインスタを見てみる

 

◆専門研修ブログもご覧ください!

当院には基幹型内科専門研修プログラムがありますが、その強みは消化器内科、循環器内科、腎臓内科の診療体制です。あなたも最短で内科専門医、そして施設を異動することなくサブスペシャルティ専門医と関連する各種の資格を取得できます。そんな内科専門研修プログラムを紹介するブログもぜひご覧ください。

水戸済生会の専門研修ブログはこちら

 

 

紹介状を書く時(6)・・・かかりつけ医への報告

2022.05.03
カテゴリー: 初期研修

今回はかかりつけ医とは別の医療機関から紹介された経過をかかりつけ医に報告する場合について考えてみます。

 

ちょっと分かりにくい状況かもしれませんが、急性期病院で研修していると、かかりつけ医からの紹介ばかりでなく、いろいろな形で患者さんがやって来ることに気づきます。救急車で搬送されて来ることもあるし、かかりつけとは違うクリニックを受診してそこから紹介となる場合もあります。このようにいろいろな状況がありますが、急性期病院を受診したり治療を受けた経過について、かかりつけ医は把握しておくべきだと思いますし、私たちから報告すべきだと思います。

 

ちなみに、かかりつけ医があるのに、別のクリニックを受診する具体的な理由には

 

・何度か症状を訴えたけど、あまり取り合ってもらえなかったので別のクリニックを受診した

・(患者さんが勝手に)専門外のようだと判断して別のクリニックを受診した

・たまたま休診日だったので、別のクリニックを受診した

・知人に別のクリニックの評判を聞いて、良さそうに思ったので行ってみた

 

などなど、じつに色々な理由で他の医療機関を受診しています。また、かかりつけ医と言っても我々医療関係者がイメージするものと、患者さんやその家族がイメージするものではだいぶ違っているのも現実です。 日本は皆保険で医療機関へはフリーアクセスですから、患者さんが何かしら不安を抱えて、かかりつけ医以外を受診することは良くあります(これがいいのか悪いのかをここで議論するつもりはありません)。でも、同時にかかりつけ医に内緒で他院を受診したことに後ろめたさを感じている患者さんも多くいて、「内緒にしておいて」と言われることも実際に多くあります。いずれにせよ、急性期病院にいる私たちとしては、患者さんが何で別の医療機関を受診したのか?という点は把握しておく必要があると思います。

 

いろいろ議論の余地があるとは言え、その患者さんだけでなく家族のことも含めて年単位で経過を把握している医療関係者(=かかりつけ医)はとても大事ですし、急性期病院の医師には到底知り得ないような情報を持っていて、それが診療の決め手になることがあります。なので編集長の考えとしては、面倒だとか書く義務はない、なんてことは言わないで、かかりつけ医に経過報告をするべきだと思っています。

 

報告する時は、詳細に記載する必要がないと思いますが、前述のようになぜ他の医療機関を受診したのかの理由を簡単に添えて、患者さんや家族とかかりつけ医の関係に配慮した文面にするのが良いと思います。

           (編集長)

今日は病棟がいっぱいだったので、

カテ室のPCを使いながらのカンファ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆インスタもやっています♪

当院の初期研修医らが、院内でのショットを載せていきます。

ぜひフォローお願いします!

さっそくインスタを見てみる

 

◆専門研修ブログもご覧ください!

当院には基幹型内科専門研修プログラムがありますが、その強みは消化器内科、循環器内科、腎臓内科の診療体制です。あなたも最短で内科専門医、そして施設を異動することなくサブスペシャルティ専門医と関連する各種の資格を取得できます。そんな内科専門研修プログラムを紹介するブログもぜひご覧ください。

水戸済生会の専門研修ブログはこちら

 

 

紹介状を書く時(5)・・・クリニックへの報告

2022.04.28
カテゴリー: 初期研修

今回は紹介してくれたクリニックや病院に報告し、フォローをお願いする時の紹介状について考えてみましょう。

 

個々のケースで記載する内容や重要ポイントは異なりますが、忘れて欲しくないのは、あなたが書いた紹介状はそのクリニックの先生だけが読むものではないということです。

 

その患者さんが他の理由で別の病院を受診する時に、あなたが書いた紹介状のコピーが一緒に別の病院に行くかもしれません。そこを意識して、今後の診療に関わる先生たちにも分かるように書くと良いです。もちろん、いきなり略語は使わないこと。使うなら初めて書いたところにカッコ書きで略語を示します。

 

記載すべき内容としては、入院サマリーのような詳細な経過は通常必要ありませんが、診断の根拠となった検査所見や手術などの術式は重要です。悪性腫瘍であれば治療選択の根拠となる病理所見と進行度分類(ステージング)を記載すれば共通認識が出来るので細かいことは書かなくてもよいかもしれません。

 

肺炎や心不全であれば、人工呼吸器管理を要したなど経過の中の重要ポイントを記載します。クリニックの先生が患者さんと話した時に、事情が分って話を合わせられるように入院中のイベントを記載すると良いと思います。

 

今後のフォローに関しては、あなたの診療科では当たり前と思っていることでも、クリニックの先生や専門が異なると全く分からないものです。なので、少々くどいくらいに、どんな点に注意してもらいたいのかを明示した方が安全です。たとえばある薬剤を追加したので、3か月ごとに採血で肝機能をフォローして欲しいとか、抗血小板薬は出血のトラブルがなければ6ヶ月は継続してもらい、その後は減量可能だが完全に中断はしないでほしいとか。もし、出血のトラブルがあれば、勝手に中止しないで受診してもらうなど。

 

薬剤を追加した理由も簡単に触れておくとこちらの意図を理解して、患者さんに上手く説明してくれることも多くあります。一番悲しいのは、やめてほしくない薬剤が中止されてしまうことです。そうならないように、きちんと伝えるようにしましょう。

 

また、かかりつけのクリニックと自分の病院の両方でフォローしていく場合もありますが、どちらで内服処方するのかをはっきり記載しておかないと、両方から処方されていたり、処方されていなかったりする事態が起こり得ます。

 

繰り返しますが、あなたにとっては当たり前のことでも、クリニックの先生にとっては全く分からないことだらけです。そこを意識して記載してみて下さい。

           (編集長)

ICUの回診風景

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆インスタもやっています♪

当院の初期研修医らが、院内でのショットを載せていきます。

ぜひフォローお願いします!

さっそくインスタを見てみる

 

◆専門研修ブログもご覧ください!

当院には基幹型内科専門研修プログラムがありますが、その強みは消化器内科、循環器内科、腎臓内科の診療体制です。あなたも最短で内科専門医、そして施設を異動することなくサブスペシャルティ専門医と関連する各種の資格を取得できます。そんな内科専門研修プログラムを紹介するブログもぜひご覧ください。

水戸済生会の専門研修ブログはこちら

 

 

紹介状を書く時(4)・・・施設に退院する時

2022.04.26
カテゴリー: 初期研修

今回は施設に入所する時に、その施設の嘱託医に宛てて書く場合を考えてみましょう。

 

紹介状を書く時のポイントは誰に宛てて書いているのかをはっきりさせることですが、施設と言っても、ショートステイのように短期間入所する場合から、特別養護老人ホームのように長期入所となる場合まで様々です。そして、施設によってはすぐ近くに同じ経営母体の病院があったり、遠くの開業医が嘱託医としていたりと幅があるので、入所先の施設の状況がどうなのかを、できるだけ地域連携室やソーシャルワーカーなどから情報を集めてから書くと良いと思います。

 

記載する内容はリハビリ転院と同じように、詳細な入院経過はあまり重要ではありません。DEATHとSHAFTTをおさえたADLの記載の他に、施設入所の場合は高齢者が大半ですので、患者さんや家族の希望にもふれておくといいですね。

 

大事なことは、施設は病院ではないので、嘱託医が対応できることは限られます。嘱託医が施設で診療をするのは週に1回だったり、2週に1回だったりするので、医療が必要な場合は、外来なりERを受診してもらうしかありません。

 

まるで施設でも(病院のように)Iいろいろ対応できるでしょ、と言わんばかりの書き方だと、だいぶズレた紹介状になってしまいますので、注意しましょう。

 

また、各施設独自の書式で情報提供書の記載を求められることも多くあります。医師以外の施設スタッフも読んでわかるように、略語は用いないで分かりやすく書くようにしましょう。

           (編集長)

だいぶ段取りよく出来るようになりました♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

水戸済生会総合病院の臨床研修は

総合診断能力を有するスペシャリスト

を目指します

◆病院見学に来ませんか?

当院の研修医がどんなふうに仕事しているのか?どんな生活を送っているのか?あなたの目で確かめてみてください!

病院見学をご希望の方は、下のフォームからご連絡ください。

 

なお、病院見学がむずかしい時は、Zoomで個別説明会を行っていますので、下のフォームに「Zoom希望」と記入してご連絡ください。

https://recruit-mito-saisei.jp/entry

 

◆インスタもやっています♪

当院の初期研修医らが、院内でのショットを載せていきます。

ぜひフォローお願いします!

さっそくインスタを見てみる

 

◆専門研修ブログもご覧ください!

当院には基幹型内科専門研修プログラムがありますが、その強みは消化器内科、循環器内科、腎臓内科の診療体制です。あなたも最短で内科専門医、そして施設を異動することなくサブスペシャルティ専門医と関連する各種の資格を取得できます。そんな内科専門研修プログラムを紹介するブログもぜひご覧ください。

水戸済生会の専門研修ブログはこちら